メールやSNS全盛の昨今ですが、今でもFAXを利用する企業や個人はかなり存在しています。
取引先や家族・友人からFAXを送信するよう頼まれてもFAX機を持っていない場合どうしますか?
コンビニに行って複合機を使ってFAXを送るのは面倒だし、手持ちのスマホでFAXは送れないのかな?と思うケースもあるかもしれませんね。
結論から言えば・・・『スマホでFAXを送れます』!
実は、費用をかけずに無料で送れるスマホアプリもあるんです。
例えば・・・
・FAX.PLUS
・FAX de FAX-it!
・Easy Fax
なら、アプリのダウンロードが無料でできますし、FAX送信も無料枠があります。
この記事では、スマホでFAXを使うメリットや、おすすめFAXアプリの使い方を紹介していきます。
ただし、無料のFAXアプリにもデメリットはあります。
例えば・・・
・送信枚数に制限がある(無制限ではない)
・無料で受信はできない(有料プランを使うしかない)
というわけで、送受信の両方ともをしたい人に向けておすすめのFAXアプリも紹介しますよ!
おすすめの無料FAXアプリと使い方
スマホで使えるFAXアプリはたくさんあるのですが、比較検証した結果ここでは下記3つのアプリを「おすすめアプリ」として紹介します。
おすすめFAXアプリ
・FAX.PLUS
・FAX de FAX-it!
・Easy Fax
3つのアプリはいずれも、iPhoneでもAndroidスマホでも使えること、アプリのインストール自体は無料であること、そしてすべてのアプリで送信の無料枠があるという点で共通しています。
それでは、順番に紹介していきます!
FAX.PLUS
FAX.PLUSのおすすめポイント
- 初期費用・月額基本料金は一切なし!
- 利用登録後に合計10枚まで完全無料で送信可能
- アプリの完成度が高く、無料送信できる残り枚数などを簡単に確認できる
- パソコンからも送信できる
- ナンバーポータビリティに対応
FAX.PLUSの基本情報
初期費用:なし | 月額料金:なし |
送信無料:10ページまで無料 | 受信無料:不可(別途有料) |
無料枠を超えると… 送信:19~22円/枚 | |
海外への送信:〇 | ナンバーポータビリティー対応:〇 |
支払方法:クレジットカード、デビットカード | |
無料トライアル:なし | 専用アプリ:あり |
FAX.PLUSはスイスのジュネーブに本社を置く「ALOHI SA」という会社が提供しているインターネットFAXです。
公式サイトは一応日本語表記にも対応していますが、単に翻訳ソフトを使用したような言語レベルなので、今一つ理解しづらい部分もあります。
英語が十分に読み取れる人であれば、安心してFAX.PLUSのサービスを利用できると思います。
FAX.PLUSを利用するにあたり、初期費用や月額基本料金は一切必要ありません。
メールアドレスやパスワードの設定などの「登録作業」は必要ですが、登録後に合計10枚に達するまで無料で送信できます。
ただし受信することはできず、受信サービスも利用したい場合には別途「540円/月」前後からの有料プランに申し込む必要があります。
送信の際の注意点
FAX.PLUSでは、登録後10枚まで送信が無料となっていますが送信先の国・地域によって送信可能枚数が変わり、1枚送ったつもりが複数枚送信したと見なされる場合があります。
例えば日本国内から日本国内に送信する場合、1枚送信するのに2枚分を使用したと見なされます。
上画像は、FAX.PLUSのアプリで日本国内へFAXを送信した後に送られてくるメールの文面です。送ったのは1枚でも2ページ送信したと見なされてしまいました。
日本国内からアメリカ合衆国本土へ送信する場合は1枚の送信は1枚分と見なされるので、規定通り10枚まで完全無料で送信できます。
FAX.PLUSの公式サイトでは、事前に送信先の国や地域へ1枚送る場合に、何枚分と計算されるのかが分かるページが用意されていますので、確認できます。
国名と送信先FAX番号を入力して「計算する」ボタンを押すと1枚あたり何ページ分として計算されるのかが表示されます。

アメリカ本土への送信は1枚が「1ページ」と計算される
FAX.PLUSのスマホアプリは完成度が高く、知りたい情報をすぐに見つけることができるのでとても便利です。
アプリの「Profile」ページを開けば、残りの無料枚数(送信)や残っている料金などがすぐに表示されます。
アプリがあるので、外出先でもすぐに送信できるが便利ですが、もし事務所内などで手元にスマホがなくパソコンしか使えない状況であってもOK。
FAX.PLUSは、スマホだけではなくパソコンからも送信できる機能があります。

PCから送信する際の画面
パソコンでFAX.PLUSの公式サイトからログインすれば、すぐに送信可能です。
FAX.PLUSの別のメリットとして、これまで使ってきたFAX番号をそのまま使う、いわゆる「ナンバーポータビリティ(MNP)」が可能なことが挙げられます。
ただし、MNPが可能な国や番号などが決められていますので、事前に問い合わせることが必要です。
MNPが可能の場合でも、実際に使用できるようになるまでは最大2週間かかります。
MNPのために別途費用が発生することはありません。
FAX.PLUSはこんな人におすすめ
・公式サイトの英語の情報を十分に読み取れる人
・受信サービスは必要ない!という人
・試しにインターネットFAXの送信をやってみたい人
・スマホアプリだけではなくPCからも送信が必要な人
FAX.PLUSの使い方
ではFAX.PLUSの使い方を解説します。
無料の範囲でどこまで、どのように使えるのかを紹介していきます!
まずはアプリストアから『FAX.PLUS』のアプリをスマホにインストールします。
なおここでは「Android端末」を利用した使い方を紹介しますが、iPhone用アプリでも使い方は同様です。

アプリストからアプリをインストール
インストールが完了したら、FAX.PLUSアプリを立ち上げ、アカウントを作成します。
上画像の通り、名前・メールアドレス・パスワード(任意の)を入力し、最後に「Join Now」をタップします。
サインインができますので、最下部の「Send Fax」をタップします。
「Send Faxの画面では、『To』欄に送信先のFAX番号を入力します。
日本国内への送信の場合でも、日本の国番号81を付ける必要があります。
番号入力の際の注意点
相手のFAX番号から、市外局番の「0」を取り、日本の国番号「81」とつなげた番号を入力してください。
例えば03-6666-7777のFAX番号に送る場合、81 3 66667777という形が正しい形式となります。
FAX番号入力欄のすぐ下にある2つのボタンのうち「Add File」ボタンを押すとスマホ内にあるPDFファイルやドキュメント、JPEG画像を選択できます。
その場で撮影した写真をそのままFAXとして送信することも可能です。
「Add Text」を押すと、直接テキスト(文字・文章)を入力することができ、その文章がそのままFAX内容となります。
FAXの内容やファイル、送信先FAX番号を確認したら最後に右上の「Send Fax」をタップして送信完了です。
右下の「Profile」ページの「Remaining Pages」のタブには無料で送信できる残りのページ数が表示されています。
上画像では、残りが「6」と表示されていますが、日本国内へのFAX送信は1枚につき2ページで計算されますので、実質的な残枚数は3(6÷2)枚ということになります。
送信無料枠を使い切った場合は、1ページあたり0.2アメリカドル(日本円で22円前後)で送信することになります。
FAX. de FAX-it!
FAX.de Fax-it! のおすすめポイント
- 初期費用・月額基本料金は一切なし!
- 1日に付き1枚まで、1ヶ月で30~31枚も完全無料で送信可能
- DropboxやOneDriveからファイルを選択できる
FAX.de Fax-it! の基本情報
初期費用:なし | 月額料金:なし |
送信無料:1日あたり1枚まで無料 | 受信無料:不可(別途有料) |
無料枠を超えると… 送信:50枚で1,200円~ | |
海外への送信:〇 | ナンバーポータビリティー対応:× |
支払方法:クレジットカード | |
無料トライアル:なし | 専用アプリ:あり |
Fax.deは、ドイツの企業が運営しているインターネットFAXサービスです。(.deはドイツの国別コードです)
公式サイトの表示はドイツ語もしくは英語になっており、日本語で表示させるには翻訳サービス(Google翻訳など)を利用する必要があります。
FAX.deを利用するのに「初期費用」や「月額基本料金」は必要ありません。
FAX.deでFAX送信を行うにはiOS版のアプリまたはAndroid版アプリを利用する必要があり、パソコンからの送信はできません。
アプリの表示名について
FAX.deのアプリはiPhoneやiPadだけでなくAndroid端末でも利用できます。
アプリをインストールした後に、ホーム画面に表示されるアプリの表示名は異なっています。
上画像のようにiOS版のアプリでは「FAX-it!」という名称で表示されます。
Android版のアプリでは、上画像の通り「FreeFax」という表示名となります。
いずれのアプリもアイコンのデザインは全く一緒ですが、表示名だけが異なります。
FAX.de Fax it! アプリでは、1日あたり1枚だけ完全無料で送信することができます。
毎日送信すると仮定すれば、1ヶ月間で30枚~31枚のFAXを『完全無料』で送信できるお得なサービスと言えます。
ただし受信することはできず、受信サービスも利用したい場合には別途「300円/月」からの有料プランに申し込む必要があります。
FAX.deのアプリでは、送信できるファイルとして端末内にあるファイルだけでなく、DropboxやOneDrive内といったクラウド上のファイルも選択することができます。

クラウド上のファイルも選択・送信可能
FAX.deのアプリでは、DropboxやOneDrive、Google Driveといったクラウド上のストレージにあるファイルなども選択して送信することができます。
事前にFAX.deのアカウントと各種クラウドストレージのアカウントを紐付けしておかなくても、その場で「許可」を与えれば簡単に使えます。
FAX.de Fax it! はこんな人におすすめ
・受信サービスは必要ない!という人
・1日に1枚送信で十分だけど毎日送信するよ!という人
・クラウド上のファイルを送信したい人
FAX.de Fax it! の使い方
ではFAX.de Fax it!の使い方を解説します。
無料の範囲でどこまで、どのように使えるのかを紹介していきます!
なおここでは「Android端末」を利用した使い方を紹介しますが、iPhone用アプリでも使い方は同様です。
まずはアプリストアから『FreeFax』のアプリ(iOS版では「Fax it!」)をスマホにインストールします。

アプリストアからアプリをインストール
インストールが完了したらFreeFaxアプリを立ち上げると、特にアカウント等を作成・登録することなく、すぐにFAXを送信できる状態になっています。

アプリを立ち上げた最初の画面
アプリを立ち上げると、1ページ無料で送信できる旨の表示がありますので、その下の「SEND FAX」をタップします。
「SEND FAX」をタップすると、送信先の名前やFAX番号を入力する欄が表示されるので入力します。
上部にある「FAX COVER」はFAX送付状(表紙)を付けるか付けないかを選択する項目です。
基本設定は「付けない」(Deactivated)になっていますのでこのまま送信作業を進めていけば無料で1枚送信できます。
どうしても送付状を付けたい場合はDeactivatedボタンをタップして「Yes」をタップしてください。
送付状はそれだけで1枚とカウントされますので、FAXしたいファイルが1枚あるとすると合計2枚になってしまいます。
ですから「Yes」をタップすると、2枚送信しようとしていると判断され「store画面」に遷移し、支払い作業を行う必要があります。
storeでは1枚単位での追加送信は購入できず、最低でも50枚分の送信を購入する必要があります。
50枚で1,200円となっていますので、1枚あたりは24円の計算となります。
送信先のFAX番号については、たとえ日本国内への送信の場合でも、日本の国番号81を付ける必要があります。
番号入力の際の注意点
相手のFAX番号から、市外局番の「0」を取り、日本の国番号「81」とつなげた番号を入力してください。
例えば03-6666-7777のFAX番号に送る場合、81 3 66667777という形が正しい形式となります。
FAX.deのアプリでは既に81は入力済みですので、それ以降の番号を正しく入力します。
送信先の国を変えたい場合は「国旗」アイコンをタップして変更してください。
送信先の名前とFAX番号を入力したら、右上の矢印をタップしてファイル選択画面に移ります。
FAX送信するファイルを選択する画面では、スマホ内のファイルから選択する『Local Files』や新たに文章を打ち込んでその内容を送信する『New Text』などがあります。
他にもクラウド上のファイル、例えば「OneDrive」や「Dropbox」なども選択できるようになっています。
「Camera」を選択すれば、スマホのカメラが起動するので送信したいものをその場で撮影して、JPEGファイルとして送信することもできます。
送信に完了すると、下記のような画面表示となります。
送信完了後のアプリ画面では送信が成功したことや送信先のFAX番号、何月何日の何時何分に送信が完了したのかといったことが通知されます。
なお、FAX.deのアプリはメールアドレスなどの個人情報を入力してアカウントを作成する必要がありませんので、メールでの送信完了通知はありません。
画面中央付近には、次に無料送信が1枚できるようになるまでの残り時間が表示されます。
上画像であれば、あと21時間25分54秒経過すれば、また1枚無料送信できるよ!という意味になります。
Easy Fax
Easy Faxのおすすめポイント
- 初期費用・月額基本料金は一切なし!
- 利用登録後に合計3枚(日本国内の場合)まで完全無料で送信可能
- 広告動画を見るたびに貯まるクレジットでどんどん無料送信できる!
Easy Faxの基本情報
初期費用:なし | 月額料金:なし |
送信無料:3ページまで無料 | 受信無料:不可 |
無料枠を超えると… 送信:3枚で270円~(日本国内の場合) | |
海外への送信:〇 | ナンバーポータビリティー対応:× |
支払方法:クレジットカード | |
無料トライアル:なし | 専用アプリ:あり |
Easy Faxは「Coolmobilesolution」という会社が提供している、送信専用のインターネットFAXです。
もともとはFASTSCANERという高速スキャナーアプリを提供していましたが、現在ではネットFAX事業も手掛けています。
Easy Faxを利用するにあたり、初期費用や月額基本料金は一切必要ありません。
Easy Faxのアプリ画面ではすべて英語表示となっており、日本語用の説明は用意されていません。
メールアドレスやパスワードの設定などの「登録作業」は必要ですが、日本国内宛であれば登録後に合計3枚に達するまで無料で送信できます。
ただし受信することはできず、受信サービスを別途利用するためのシステムもありません。
Easy Faxでは、クレジットポイントを購入して送信するたびにポイントが減っていく仕組みになっていますが、無料でクレジットポイントをもらうことができます。
Easy Faxが指定する他社広告動画を一定時間視聴することによってポイントを貯めることができ、そのポイントを使って無料でFAX送信ができるのです!
なおEasy Faxで送信を行うにはiOS版のアプリまたはAndroid版アプリを利用する必要があり、パソコンからの送信はできません。
クレジットポイントと無料送信枚数の関係について
Easy Faxでは、新規登録すると自動的に50(クレジット)ポイントが付与されます。
日本国内への送信は1枚に付き15ポイント必要です。
上画像は、日本国内への送信(1枚)完了後に表示されるFAX履歴です。
1pageあたり15creditsと表示されているのが分かります。
登録後に付与される50ポイントをすべて日本国内への送信に利用しようとすると50÷15=3,3333・・・ということで実質3枚の送信ができるということになります。
Easy Faxが指定する広告動画を1回視聴するだけで2~5クレジットポイントをもらえますので、地道に視聴していけば無料送信できるポイントを貯めることができます。
1回視聴で2ポイントの広告動画でも、8回視聴すれば16ポイントとなり、日本国内への1回の無料送信ができます!
Easy Faxでは、スマホ内のPDFファイル、画像ファイル(JPEGやPNG)、スマホカメラでその場で撮影した写真をFAXとして送信することができます。
Easy Faxはこんな人におすすめ
・受信サービスは「一切」必要ない!という人
・地道に「広告動画」を視聴するのが苦ではない!という人
・パソコンからも送信できる機能は不要の人
Easy Faxの使い方
ではEasy Faxの使い方を解説します。
無料の範囲でどこまで、どのように使えるのかを紹介していきます!
なおここでは「Android端末」を利用した使い方を紹介しますが、iPhone用アプリでも使い方は同様です。
まずはアプリストアから『Easy Fax』のアプリをスマホにインストールします
インストールが完了したら、Easy Faxアプリを立ち上げ、アカウントを作成します。
上画像の通りメールアドレス・パスワード(任意の)を入力し、最後に「Register」をタップします。
サインインができますので、最下部の3つのボタンから、送信したいファイルを選択します。
最下部にある3つのボタンのうち、一番左はスマホ内のPDFファイルを選択できます。
真ん中のボタンはスマホ内にある画像ファイル(JPEGやPNG)を選択する際にタップします。
一番右のボタンはスマホカメラを起動させるものです。
その場で撮影した写真をFAXとして送信したいときに使います。
送信したいファイルを選択し終えたら、右上の紙飛行機マークをタップします。
次の画面で送信先の電話番号を入力し、右上の送信マークをタップすれば送信完了です。
番号入力の際の注意点
相手のFAX番号から、市外局番の「0」を取り、日本の国番号「81」とつなげた番号を入力してください。
例えば03-6666-7777のFAX番号に送る場合、81 3 66667777という形が正しい形式となります。
Easy Faxのアプリでは既に81は入力済みですので、それ以降の番号を正しく入力します。
送信先の国を変えたい場合は「国旗」アイコンをタップして変更してください。
もし、送付状(カバーページ)が必要な場合は『Add Cover Page』にチェックを入れます。
なお、送付状を付ける場合には送付状自体が1枚とみなされますので、注意が必要です。
上画像ではクレジットポイントが59ありますので、日本国内への送信(15ポイント必要)が無料となります。
送付状を付ける場合でも15+15で30ポイントあれば送れるので、59ポイントあれば無料で送信できます。
その場合、残りのポイントは29ポイント(59-30)となります。
送信が完了すると、スマホに通知が届きます。

送信完了通知
スマホに届く通知には、何月何日の何時何分に送信が完了したか、送信先FAX番号は何かが書かれています。
「VIEW」ボタンをタップすると送信したファイル(FAX)の中身をチェックすることができます。
なお、送信完了の通知は登録した際に入力したメールアドレスにも届きます。
Easy Faxでは、指定された広告(CM)動画を視聴するたびにクレジットポイントが貯まります。
その方法を紹介します、
まずはホーム画面の「Get Free Credits」をタップします。
次の画面で表示される「WATCH VIDEO」をタップすると広告動画(15秒~30秒)が再生されます。
上画像の場合、ビデオを視聴することによって2ポイントをもらえます。
現在のクレジットが59と表示されていますので、ビデオを視聴することによって61ポイントにアップします。
これを繰り返すことによってどんどんクレジットポイントを貯めることができます。
中には5ポイントもらえる広告動画もありますので、より早く多くのポイントを貯めることも可能です。
無料送信できるポイントを消費してしまった場合は、クレジットポイントを購入すれば引き続き送信できます。
ポイントはアプリ内で購入しますが、1ポイント単位での購入はできず、最低でも50ポイントを購入する必要があります。
50ポイント(日本国内へ3枚送信できる)で270円となっていますので、日本国内に送信する場合の1枚あたりは90円の計算となります。
無料FAXアプリのデメリット
ここまで、無料でFAX送信ができるスマホアプリを紹介してきました。
無料で使えると言っても、やはり気になるデメリットもあります。
ここからは、そうした無料FAXアプリのデメリットを解説しますので自分の使い方に合うのかどうか確かめてください!
受信ができない
無料FAXアプリでは、送信が可能でなおかつ無料枠があるというのがメリットなのですが、その一方でFAX受信ができないというデメリットがあります。
実際に、この記事で紹介した使い勝手の良いスマホアプリ3種類はいずれも受信ができません。
受信をするためには、別途有料契約を結ばなければなりません。
FAXは送信だけできればそれで十分!というユーザーにはいいのですが、やはり時々受信も必要なんだけど・・・という人にはあまりお勧めできません。
しかも、無料FAXアプリの多くは、日本国内ではそもそも受信サービスが利用できず、受信用のFAX番号も取得できない状態となっています。
日本国内で利用できても、月額基本料金がかかったり、高額だったりして使い勝手は悪くなってしまいます。
上図は日本国内でも受信サービスを提供しているFAX.PLUSのプランですが、月額11,99アメリカドルつまり日本円で1,300円以上の基本料金が必要となります。
しかもFAX番号は選択できず、FAX.PLUSが指定する1種類の番号(東京03から始まる)のみとなっています。
送信枚数に制限がある
無料FAXアプリでは無料で送信できるのが大きな魅力なのですが、送信できる「枚数」には各社で制限をかけているのが現状です。
この記事で紹介したFAX.PLUSであれば登録後10枚まで、FAX.deの場合は1日あたり1枚まで、Easy Faxでは実質3枚までが無料枠となっています。
それはそれで仕方がないのですが、もしもビジネスで利用しようとすると少々厄介な問題が生じます。
ビジネスでインターネットFAX使う場合、通常のFAX機から送るときと同様、送付状(カバーページ)を付けるのがマナーのようです。
無料FAXアプリでも送付状を付けるか付けないかを選ぶことができます。
ただし、どのアプリも送付状そのものが『1枚のFAX』としてカウントされてしまいます。
そうすると、送信枚数にかなりの制限がある無料FAXアプリを使い続けるのは、かなり無理があると言えます。
例えば・・・
1日あたり1枚無料で送信できる(30日で30枚)FAX.deの場合、送付状を付けたFAXを1枚贈ろうとすると、送付状+FAXで合計2枚と見なされます。
そうすると、1日1枚の無料送信ができなくなってしまうのです。
もちろん送付状を外してFAXだけを送ればOKなのですが、ビジネス利用でどうしても送付状が必要・・・というケースには向かなくなってしまうのです。
というわけで、特にビジネス利用を考えている場合には、やはり有料のFAXアプリを利用するのが良さそうです。
おすすめの有料FAXアプリ
ビジネスで利用する時のように、送付状を付けたFAXを外出先でも手軽に送受信したい!というケースではやはり有料のFAXアプリがお勧めです。
ここではお勧めの有料FAXアプリを2種類紹介します。
自分の使い方ではどちらのほうが良いか、是非参考にしてみてください。
eFaxアプリ:月額1,500円で送信150枚・受信150枚無料
eFaxのおすすめポイント
- 全国47都道府県の市外局番からFAX番号を選べる
- 送信・受信ともに月150枚まで無料
- 30日間の無料トライアル期間あり
初期費用:1,000円 | 月額料金:1,500円 |
送信無料:月150枚 | 受信無料:月150枚 |
無料枠を超えると… 送信:10円/枚・受信:10円/枚 | |
選べるFAX番号の多さ: | 送信対応ファイルの多さ: |
海外への送信:〇 | ナンバーポータビリティー対応:× |
支払方法:クレジットカード・銀行振込・口座振替 | |
無料トライアル:あり | 専用アプリ:あり |
eFaxは国内利用者数が5万5000件を突破した、1番人気のインターネットFAXです。
月額料金は1,500円で激安という訳ではありませんが、送信・受信とも月に150枚までは無料なので、よほどのヘビーユーザーでない限り追加料金なしで利用できます。
ただし、月の送受信がそれぞれ200枚以上になるような場合は割高になりますので、別のサービスを選びましょう。
FAX番号は全国の市外局番から選択可能です。
eFaxの専用のスマホアプリはiPhone(iOS)でも、Androidでも使えます。
アプリのインストール自体は無料でできます!

eFaxモバイルアプリ
eFaxアプリでできること
- 送受信がスマホだけで完結
- スマホ内の連絡先リスト(電話帳)を使って送信できる
- スマホのカメラで撮影した画像(写真)をそのまま送信できる
- アプリ上で送付状(カバーページ)の作成ができる
eFaxアプリをインストールしたスマホであれば、そのスマホだけで送受信が完結します。
(パソココンから送受信することも可能です)
また、撮影した写真などスマホの中に保存されているデータを、そのままFAX送信できるのでとても便利です。
eFaxアプリの使い勝手が気になるあなた!!
eFaxでは30日間の無料トライアルを利用することができます。
eFaxモバイルアプリは、無料トライアル期間中であってもすべての機能が使えるので、ぜひ試してみてください!
03Faxアプリ:現在使っているFAX番号を引き継げる
03Faxのおすすめポイント
- 「使い放題500オプション」をつければ送信が300~500枚程度の場合最安値
- 現在使っているFAX番号を引き継げる
- 受信は980円の定額で無制限
- 無料トライアル期間あり
初期費用:5,000円(年払いなら無料) | 月額料金:980円 |
送信無料:なし。 使い放題500オプション(1,000円/月)をつければ月500枚まで |
受信無料:無制限 |
無料枠を超えると… 送信:20円/30秒(約40円~80円/枚) | |
選べるFAX番号の多さ: | 送信対応ファイルの多さ: |
海外への送信:× | ナンバーポータビリティー対応:〇(1,100円/月) |
支払方法:クレジットカード・口座振替 | |
無料トライアル:あり | 専用アプリ:あり |
03Faxは、2019年6月に発売開始した、比較的新しいネットFAXです。

03Plusアプリ
スマホアプリ「03Plus」だけで使えるサービスで、PCでは利用できません。
月額980円と格安なのに、受信は無制限なのでFAX受信が多い方に特におすすめのサービスです。
送信料金は20円/30秒(約40円~80円/枚)と他のサービスと比較してかなり割高。
でも、「使い放題500」オプション(1,000円/月)をつければ月300枚~500枚(1日10枚~17枚)程度送受信をする場合圧倒的な最安値で使えます。
FAX番号も44都道府県の市外局番に対応しており、050番号も選択可能です。(市外局番は契約住所のものしか利用できません)
03FAXでは、紙の形の書類もスマホのカメラで撮影してそのまま送信することができます。
撮影したものをそのままFAX送信と聞くと、画質は大丈夫かな??と心配するかもしれませんが、そんな心配はご無用です。
03plusアプリには、非常に高性能のドキュメントスキャナー機能が搭載されていますので、従来のFAX機で送信すると文字潰れが起きてしまうような原稿でも、くっきり映し出すことができます。
また、03plusのアプリ内でコントラストの調整も出来るので、明るく綺麗なFAXを送ることが出来ますし、きれいな角度で撮影できなかった原稿も台形補正機能があるので修正できます。
03FAXの大きな特徴として、FAX番号のポータビリティー(引き継ぎ)ができることが挙げられます。
ポータビリティーには初期費用として3,000円、利用料として月に1,100円が別途かかりますが、今まで使ってきたFAX番号が使えるのは大きなメリットです。
これまで利用してきた番号を変えずに03FAXに切り替えることができるので、名刺等に記載している番号を書き換えて印刷する必要がなく、コストを削減することができます。
03FAXでは、本契約をする前に無料で使い勝手を試せるように「0円スタートプラン」というお試しプランが用意されています。
03FAXでは無料で「最大」30日間利用できると表示されており、実際には毎月25日まで無料で使うことができるとされています。
申し込んでから30日ではなく、毎月25日という固定された日付までが無料なので、例えば1月5日に申し込んだ場合、無料で使えるのは1月25日までの20日間ということになります。
最大30日間無料で使うためには、毎月26日に確実に申し込まなければなりません。
送信は1日に1回までという制限はありますが、0円スタートキャンペーンを賢く使ってアプリの使い勝手を試してみてください。
なお25日までの間に解約すれば、料金が発生することはありません。
まとめ
無料で使えるFAXアプリ、特に「お勧め」と言える下記の3つのサービスを紹介しました。
・FAX.PLUS
・FAX de FAX-it!
・Easy Fax
どのサービスもスマホアプリで簡単に送信できますが、受信は別サービスだったり、そもそも受信契約を結べなかったりします。
送信も無料枠はあるものの、枚数はかなり限定されておりビジネス利用にはなかなか向かないと言えそうです。
そうした無料FAXアプリのデメリットを考えると、有料ではあるものの、使い勝手が良くてリーズナブルなアプリを使うのもお勧めです。
この記事では、有料アプリとして下記2つを紹介しました。
eFaxアプリと03FAXアプリは、どちらも無料で(最大)30日間試用することができますので、気になる方は是非試してみてください!