インターネットFAX詳細レビュー

インターネットFAXと家庭用FAX複合機、コスパがいいのはどっち?

※本記事にはプロモーションが含まれています。

現在、情報をやりとりする手段として主流なのはEメールやSNSとなっていますが、今なお健在なのが「FAX」です。

SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)や小規模事業者も含めて、依然としてFAXの送受信が必要なシーンがあります。

その結果、今なお多くのオフィスだけでなく一般家庭にもFAX専用機やFAX機能付きの複合機が健在です。

そんな中、近年急速に進むIT化やペーパーレス化によって、電子データだけでFAXを完結できる「インターネットFAX」を選ぶ人が増えています。

しかし、選択肢が増えると、

FAXくん
インターネットFAXとFAX機能付きの複合機、どっちが自分に向いているの?

と思う人も多いはず。

この記事では、FAXが使える家庭用のコンパクトな複合機(または業務用の比較的大きな複合機)を導入するか、それともインターネットFAXを導入するかで迷っている人が感じる幾つかの疑問を検証していきます。

例えば・・・

  • 複合機にはどんな種類があるの?
  • 複合機の購入予算やコストは?
  • どんな人に複合機がおすすめ?
  • インターネットFAXってなに?
  • インターネットFAXの料金やコストは?
  • どんな人にはインターネットFAXがおすすめ?

様々な角度から複合機とインターネットFAXを比較していきますので、自分や会社にピッタリのFAXを探すときには、ぜひこの情報を参考にしてみてください。

FAXのプロが、あなたに最適なFAXの見つけ方を教えるにゃんよ~!
にゃん太

 

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家庭用複合機ってなに?

そもそも「複合機」とはその名の通り、複数の機能が一台に収まっている機器のことです。

FAXの送受信機能だけでなく、プリント、コピー、スキャナなど、ペーパー類に関するいろいろな作業を一台でカバーできるのが特徴です。

 

▲フジ ゼロックス社の業務用複合機(画像:FUJI XEROX 公式サイトより)

例えば、上の画像はオフィス用(業務用)複合機販売で国内シェアNo.1(2018年)を誇るフジ ゼロックス(FUJI XEROX)の複合機で、高さが約1m14cm、重さが230kgを超える大型機器です。

もともと複合機は事業用途として作られているので、機能が充実していますが、どうしてもサイズは大きくなります。

そこで、SOHO、小人数オフィス、デイサービスといった小規模事業者や一般家庭でも気軽に導入できる複合機として作られたのが「家庭用複合機」です。

 

▲ブラザー工業の家庭・SOHO用複合機(画像:ブラザー[brother]工業の公式サイトより)

上の画像は、コンパクト複合機に定評がある ブラザー の複合機です。

この機種は、高さが約48cm、幅が約58cm、重さが約20kgです。

オフィス用と同じく、FAX、プリント、コピー、スキャナ機能が搭載されていながら、オフィス用に比べて1/4も小さいサイズなので、ご家庭や小規模事業者に導入しやすい複合機です。

このように、家庭用複合機は圧倒的にコンパクトであることが大きな特徴だと言えます。

FAXくん
オフィス用の複合機は大きいけど機能盛り盛り家庭用はコンパクトで機能は必要十分っていう特徴があるんだね!
その通りにゃんよ~!さらに、他の違いも比べてみるにゃんよ~!
にゃん太

 

家庭用とオフィス用の複合機の違いは?

サイズ以外にも、両者には様々な違いがありますので、比較してみましょう。

FAX機能付き複合機の比較

  オフィス用複合機 SOHO・家庭用複合機
相場 60~500万円 2万円~
販売先 メーカーから直接 家電量販店など
FAX用紙サイズ A5~A3まで A4
給紙方法 複数のカセット 1つのカセット
消費電力 多い 少ない
保守サービス あり なし

 

まず、オフィス用の複合機は大型機器ですので、購入すると非常に高額です。

また、複雑な設計なのでメンテナンスには専門知識が必要となります。

そのため、一般的には購入ではなくレンタル(リース契約)をしており、月額3,000円ほどで導入しています。

リース契約には保守サービスが付いており、インク交換などの保守、不具合や故障時のサポートなど、担当者にお任せできる便利さがあります。

一方、家庭用の複合機は家電量販店やネット通販でも販売しているため購入のハードルが低く、おおよそ1.5万円~という手頃な価格で手に入れることができます。

用紙サイズやトレイ数、給紙方法などの充実さはオフィス用複合機にかないませんが、匹敵するだけの機能が付いていることを考えると、コスパが良いと言えるでしょう。

量販店などでの購入となりますが、メーカーの製品保証に加え、販売店オリジナルの保証を付ければ長くて3年~5年の保証を得ることができますので、安心して使用することができます。

FAXくん
一般的な導入方法は、オフィス用は高額なのでレンタル家庭用は安価なので購入になるんだね!
じゃ、FAX機能はどうなっているのか比べてみるにゃんよ~!
にゃん太

 

家庭用とビジネス用の複合機のFAX機能に違いはある?

FAX機能の基本的な性能は同じですが、「FAX機能」の位置づけが少し違います。

オフィス用 → FAX機能は「コピー機」に付いている機能

家庭用 → FAX機能は「プリンター」に付いている機能

オフィス用複合機におけるFAX機能は、あくまでもコピー機の付加機能としての位置付けとなっています。

逆に、家庭用複合機におけるFAX機能は、あくまでもプリンターの付加機能としての位置付けとなります。

そのため、一般家庭やSOHOであっても、コピー、プリント、スキャン、FAXを大量に行うのであれば、家庭用よりも業務用を検討した方が良い場合もあります。

プリントやコピーが1日に数回程度なら、家庭用の複合機の導入を検討できるでしょう。

FAXくん
使用頻度が多いならオフィス用複合機、使用頻度があまり多くないなら家庭用複合機が良いんだね!
オフィス用複合機が気になる方は下のボタンへ、家庭用複合機が気になる方は次に進むにゃんよ~!
にゃん太

オフィス用複合機についてはコチラ

 

家庭用複合機の種類

「家庭用」には、異なる種類のものが販売されていて、コストなどに違いが出てきます。

ここでは、家庭用複合機の種類について解説します。

ここでは、2つのインクの種類で分けるにゃんよ~!
にゃん太

 

種類① インクジェットプリンター

インクジェットプリンターとは、液状のインクでプリントする方式のものです。

その名の通り、プリント用紙にインクをまるでジェット噴射のように高速で吹き付けて印刷します。

▲「エプソン」のFAX機能付きインクジェットプリンター(重量:約6.8kg)

インクジェットプリンターは、色の再現性が高いので美しい色彩でプリントできることが特徴です。

しかし、液状なので用紙によっては色がにじむというデメリットがあります。

そのため、インクジェットプリンターは、写真や画像・イラストなどの印刷に向いていると言えます。

さらに、インクはカートリッジ(容器)から用紙にダイレクトに吹きかけるシンプルな仕組みなので、プリンター本体もコンパクトになり、自宅や小規模オフィスで使用するのに最適です。

インクジェットは、レーザーに比べるとややインクコストが高いと言われることがありますが、一般家庭やSOHOを対象とするなら、受信したFAXを大量に印刷するケースは少ないと思いますので、インクコストはそれほど気にしなくてよいかもしれません。

 

インクジェットプリンターのメリット

  • 色の再現性が高いので写真やイラストに向いている
  • コンパクトなので導入しやすい
  • 本体価格が安いので導入しやすい

インクジェットプリンターのデメリット

  • 印刷スピードが遅いので時間がかかる
  • インクが少ないのでカートリッジの買い替え頻度が多い
  • しばらく使わないとインクが乾きやすい
FAXくん
FAXで使用するとどうなるかな?
画像やイラスト、グラフなどが散りばめられているFAXを受信すると、鮮明で見やすいにゃんよ~!
にゃん太

 

FAXくん
インクジェットの複合機はどんな人に向いているの?
  • 使用頻度が少ない
  • 大量に印刷しない
  • 写真やイラストもキレイにプリントをしたい
  • コンパクトさを重視したい
  • 複合機に負けない機能が欲しい
FAXやその他の機能を時々使いたいライトユーザー向きにゃんよ~!
にゃん太

 

インクジェットプリンターの複合機にはどんな製品がある?

コンパクトさ重視のおススメ2機種を紹介するにゃんよ~!
にゃん太
文書も写真も良いとこ取り 「キヤノン TR8630A」
Canon プリンター A4インクジェット複合機 TR8630A
created by Rinker

2022年に発売されたスモールビジネスシリーズの「TR8630A」です。

インクは「5色ハイブリッドインク」を採用し、「染料インク」と「顔料インク」両方にブラックがあるので、印刷する内容に合わせて最適な黒の表現ができるハイブリット仕様となり、この技術はキヤノンが断トツに強いです。

「染料インク」と「顔料インク」ってなに?

インクジェット方式で使われるインクには「染料インク」と「顔料インク」の2種類があります。

染料インク」は、インクの中に色が溶けているタイプで、紙にインクを染み込ませてプリントします。

液体という性質を生かして細かい部分もなめらかに印刷でき、グラデーションもきれいに表現できますが、色あせや水ぬれに弱いという面があります。

一方、「顔料インク」は、インクの中に細かい色の粒が浮いているタイプで、紙に色の粒を着けてプリントします。

この方式はレーザープリンターに似ていて、文字をくっきりと鮮明にプリントすることができますが、染料インクほど色の再現はできないという面があります。

つまり、「TR8630A」なら写真は鮮やかに、文書やFAXはくっきりと印刷することができる良いとこどりの複合機となります!


他にも、受信したFAXをメモリーカードに最大2,000件も自動で保存することができるので、プリントせずに過去のFAXを見返すことができます。

万が一、インク切れの時にFAXを受信しても、250ページ分までメモリーできるので、急いでインクを買いに行く必要はありません。

 

コンパクトさ最強 「ブラザー MFC-J905N」
ブラザー プリンター A4インクジェット複合機 MFC-J905N
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2023年に発売されたPRIVIOシリーズの「MFC-J905N」です。

とにかくコンパクトで、幅40cm×奥行34.1cm×高さ17.2cmと、一般的なプリンターと変わらないサイズです。

それなのに、パソコンでFAXの送受信が可能になるすごい製品なんです。

送信はデータから、受信したFAXはパソコンだけでなく、お使いのクラウドストレージサービスへの転送が可能で、外出先でもチェックできるようになります。

さらに、ブラザーオリジナルのメーカー保証サービス「Brother Online ハイプリ」に登録すると、購入後のメーカー保証1年を経過した後、1年以内に無料の引き取り修理サービスを1回受けることができる(ケースによる)ので、お得感と安心感があります。

 

種類② レーザープリンター

レーザープリンターは、「トナー」と呼ばれる粉末のインクでプリントする方式のものです。

この粉末を「ドラム」と呼ばれる筒を経由して、プリント用紙に圧着して印刷します。

▲「キャノン」のFAX機能付きレーザープリンター MF644Cdw(重量:約22kg)

レーザープリンターは、印刷スピードが速く、トナーの交換頻度が少なく、にじみづらいといった特徴があります。

しかし、液状のインクほど色の表現が繊細にできないというデメリットがあります。

インク(トナー)は1万程度するのであまり安くはありませんが、印刷できる枚数はインクジェットより圧倒的に多く、1枚当たりのコストを抑えることができます。

FAXくん
FAXで使用するとどうなるかな?
文書(ドキュメント)が中心のFAXなら、鮮明で見やすいにゃんよ~!
にゃん太

 

レーザープリンターのメリット

  • 印刷スピードが速いので時間を節約できる
  • インクが多いのでカートリッジの買い替え頻度が少ない
  • にじむことがないので鮮明に印刷できる

レーザープリンターのデメリット

  • にじまないので写真やイラストの印刷に向いていない
  • やや大きいので置き場所に困ることも
  • トナー(インク)が高額

 

レーザープリンターはどんな人に向いている?

FAXくん
レーザーの複合機はどんな人に向いているの?
  • 使用頻度が多い
  • 大量に印刷したい
  • 文書をメインに印刷したい
  • 印刷スピードを重視したい
  • 複合機に匹敵する性能が欲しい
FAXやその他の機能を毎日たくさん使いたいミドルユーザー向きにゃんよ~!
にゃん太

 

レーザープリンターの複合機にはどんな製品がある?

機能重視のおススメ2機種を紹介するにゃんよ~!
にゃん太
予熱不要で起動が速い!「キヤノン Satera MF656Cdw」
キヤノン Canon レーザープリンター A4カラー複合機 Satera MF656Cdw
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2021年に発売されたレーザー複合機シリーズSateraの「MF656Cdw」です。

レーザープリンターの中でもコンパクトでありながら、5インチの大きなタッチパネルが付いており、パネルはカラーなので操作しやすく、作業の邪魔をしません

さらに、セラミックヒーターを採用したドラムで起動時の予熱時間をカットでき、使えるまで待つ時間を削減できます。

FAX機能として、パソコンからのFAX送信と、受信したFAXを設定したEメールアドレスや共有フォルダへ自動転送できる機能が付いているので、コストと手間を削減することができます。

万が一、停電時など電源供給がストップしても、受信したFAXをメモリーしてくれるので、安心です。

 

家庭用でも保守サービスが付けられる 「ブラザー MFC-L3780CDW」
ブラザー工業 A4カラーレーザー複合機 MFC-L3780CDW
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2023年に発売されたJUSTIOシリーズの「MFC-L3780CDW」です。

こちらもコンパクトで、幅がなんと41cmと一般的なプリンターと変わらないサイズを実現しています。

パソコンからFAX操作も可能で、送信は文書データから、受信したFAXはパソコンやお使いのクラウドストレージサービスへ転送してくれるので、外出先でもチェックできるようになります。

ブラザーは、レーザープリンターの場合、定額保守サービス「ブラザーサービスパック」を契約することができます

1年から最大7年の契約年数や、出張、引取り、送込の3種類の修理方法を契約時に選択でき、期間中は何度でも修理を受けることができます。

 

オフィス用の複合機も選択肢に入れるなら?

ここまでで、家庭・SOHO向けの複合機をメインにご紹介しましたが、やっぱりオフィス用(業務用)複合機のレンタル(リース契約)が向いているなと思ったらどうしたらいいでしょうか。

ビジネス用の複合機をレンタルするには、一般的に複合機を製造しているメーカーの自社レンタルサービスに申し込むことになります。

業務の内容と予算に合わせた機種の提案・カスタマイズしてくれるので、最適なプリンターを用意してくれます。

とはいえ、スマホを契約するような気軽な契約ではないので、複数あるメーカーの製品やコストを注意深く比較したいものです。

しかし、それぞれのメーカーに問合せして、相談して、コストや機能を比較していると、かなりの専門知識が必要になり、時間も多くかかります。

また、複合機は日常的に使用するものなので、スピーディーに、しかも一括で相談と比較ができたら良いですよね。

そんな時は、複合機レンタル専門の仲介サービスの活用がおススメです!

仲介サービスを利用すると、知識豊富な専門家が各製品の特徴や費用対効果を丁寧に説明してくれながら、複数のメーカー製品を比較し、自社に最適な複合機を選ぶことができます。

さらに、導入や保守に関する柔軟な料金プランを提供している場合があり、初期コストやランニングコストを抑えられる可能性があります。

また、レンタルが予算に合わなくても、中古のビジネス用複合機の情報を提供してくれるので、幅広い選択肢で検討することができます。

 

オフィス用の複合機の相談をするなら 「コピー機ドットコム」

「コピー機ドットコム」は、法人向けコピー機・複合機のリース・レンタルを低価格で提供している仲介サービスです。

長期間利用したいなら「リース」、短期間なら「レンタル」、コストを抑えるなら「中古」を基本の選択肢として、ユーザーにとって最適なオフィス用の複合機選びをサポートしてくれます。

幅広い業務用プリンターの専門知識だけでなく、開業時のオフィス周りのコーディネートも含めたサポートも対応しています。

さらに、導入時の初期費用は0円、メーカーに直接交渉できるので仲介料も削減するなど、お財布にやさしいサービスがいっぱい!

とはいえ、メーカーダイレクトのメンテナンスを受けることができ、自社のアフターフォローも付いているので、契約後も安心して利用することができます。

 

複合機にかかる7つの運用コストを分析

では、複合機はどれくらの予算感で購入できるでしょうか。

そして、購入後はどれくらいの運用コストがかかるでしょうか。

気になる全体的な費用感を分析していきましょう。

 

運用コスト① 複合機の購入費用

複合機は、システムや機能などの仕様によって価格の幅が広いジャンルです。

それで、先ほどご紹介したFAX機能付き複合機の2種類に分けて、有名価格比較サイトを参考に相場を調べてみましょう。

 

インクジェットプリンターの相場は?

FAX機能が付いたインクジェットプリンター複合機の場合、59製品の中で安いものは1万円程で購入できます。

逆に、高いものは30万円程と、やはりかなりの幅があります。(※コンパクトな商品に絞っています)

その差は、用紙補給枚数やトレイの拡張性、印刷スピード、パネルやボタンの数、インクタンクの容量など、全体的な仕様がプロ向けになっている点です。

売れ筋の上位10製品は、3万円代の機種となっています。

先ほど紹介した「キヤノン TR8630A」と「ブラザー MFC-J905N」は、2.5~3万円で購入できる平均的な価格の機種です。

 

レーザープリンターの相場は?

FAX機能が付いたレーザープリンター複合機の場合ですが、実はレーザープリンターには、カラー印刷ができるタイプと黒だけ印刷できるモノクロタイプがあります。

まず、カラータイプのレーザープリンター24製品の中で安いものは4万円程で購入できます。

高いものは10万円程と、元々が高めになものなのでインクジェットほど幅はありません。(※コンパクトな商品に絞っています)

売れ筋の上位10製品は、5~6万円代の機種が多くランクインしています。

先ほど紹介した「キヤノン Satera MF656Cdw」は5.8~7万円、「ブラザー MFC-L3780CDW」は4.6~6万円で購入できる平均的な価格の機種です。

次に、モノクロタイプのレーザープリンター34製品の中で安いものは2万円程で購入できます。

高いものは13万円程と、機種が豊富なのでレーザープリンターより価格幅があるようです。(※コンパクトな商品に絞っています)

売れ筋の上位10製品は、2万円代の機種が8割ランクインしています。

 

複合機の購入費用のまとめ

FAX機能付き複合機の購入費用比較

  インクジェット カラーレーザー モノクロレーザー
価格幅 1~30万円 4~10万円 2~13万円
人気商品の相場 3万円代 5~6万円代 2万円代

 

※ 価格は2024年11月の時点です。価格は毎日変動していますので、詳しくは販売サイトでご確認ください。

 

運用コスト② インク代

複合機を使用していく上で最も気になるのはインクにかかる費用かもしれません。

では、プリンターの種類ごとに見ていきましょう。

 

インクジェットプリンター

インクジェットプリンターの複合機としてこの記事で紹介している「キヤノン TR8630A」と「ブラザー MFC-J905N」を代表例として見ていきましょう。

まず、「キヤノン TR8630A」の対応インクは、染料インクが「BCI-38」顔料インクが「BCI-380」となり、キヤノン公式オンラインショップでは、全5色セットのマルチパックが6,210円で販売されています。

公式サイトによると、A4普通用紙にモノクロ印刷した場合のインクコストの目安は「3.6円」となっています。

【Canon純正】インクカートリッジ BCI-381(BK/C/M/Y)+380 5色マルチパック
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次に、「ブラザー MFC-J905N」の対応インクは「LC411」で、ブラザー公式オンラインショップでは、全4色セットのマルチパックが4,345円で販売されています。

公式サイトによると、モノクロ印刷したインクコストの目安は「3円」 となっています。

このことからすると、受信したFAXをインクジェットプリンターで印刷するときのインク代の目安は約3~4円となります。

【ブラザー純正】インクカートリッジ4色パック(エコパッケージ)
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レーザープリンター

レーザープリンターの複合機としてこの記事で紹介している「キヤノン Satera MF656Cdw」と「ブラザー MFC-L3780CDW」を代表例として見ていきましょう。

まず、「キヤノン Satera MF656Cdw」の対応トナーは「CRG-067」で、キヤノン公式オンラインショップでは、黒の標準量が7.480円、黒の大容量が13,310円、全4色セットが56,210円で販売されています。

公式サイトによると、A4普通用紙にモノクロ印刷した場合のインクコストの目安は「3.2円」となっています。

【Canon純正】 トナーカートリッジ 067H(ブラック)
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次に、「ブラザー MFC-L3780CDW」の対応インクは「TN299」で、ブラザー公式オンラインショップでは、黒の大容量が7.480円、黒の超大容量が14,190円で、全色セットの販売はありません。

公式サイトによると、モノクロ印刷したインクコストの目安は「3円」となっています。

このことからすると、受信したFAXをレーザープリンターで印刷するときのインク代の目安は約3~3.5円となります。

【ブラザー純正】トナーカートリッジ TN299XLBK
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※ 価格は2024年11月の時点です。価格は毎日変動していますので、詳しくは販売サイトでご確認ください。

 

運用コスト③ その他の消耗品

インクやトナー以外にも消耗するパーツがあり、数年使用すると交換が必要になります。

その代表例を2種類のプリンターごとにご紹介します。

 

インクジェットプリンター

インクジェットプリンターには、インクを吸収するためのパッドが備わっています。

印刷やクリーニング時に余分なインクが出るため、プリンター内部にインクがたまって故障や汚れの原因となってしまいます。

この廃インクを吸収パッドが吸収し、プリンター内を清潔に保つことができる仕組みになっています。

パッドが吸収できる量にも限界があるので、いっぱいになるとプリンターは安全のため機能を停止します。

パッドはユーザー自身で交換できないためメーカーに引き取り修理を依頼することになり、修理交換費、送料、その他の費用で1.8~2.4万円が交換費用の目安となります。

新しい複合機に買い換えできそうなほどの費用がかるので、これを寿命として買い替えるユーザーも多いようです。

交換する機会はほとんどないように造られていますが、印刷頻度やクリーニングが多いと廃インクが溜まるスピードが早まります。

とくに、インクの質が低い互換インクは詰まりを起こしやすく、クリーニングの回数が増えるので、質が高い純性インクを使って寿命を延ばすほうが全体的な運用コストを抑えられる傾向があります。

 

レーザープリンター

レーザープリンターの消耗品は主に2つあります。

1つ目は、インクを回収するためのボックス「廃トナーボックス」です。

印刷に使われない余分なトナーが出るため、プリンター内部にトナーがたまって故障や汚れの原因となってしまいます。

この廃トナーを専用のボックスに溜めることで、プリンター内を清潔に保つことができる仕組みになっています。

ボックスに蓄積できる量にも限界があるので、いっぱいになるとプリンターは安全のため機能を停止します。

ボックスはユーザー自身で交換できるので、新しい廃トナーボックスを購入して交換します。

ブラザー MFC-L3780CDW」の場合、廃トナーボックスは「WT229CL」で、ブラザー公式オンラインショップでは3,080円となり、カタログによると「印刷可能ページ数:約50,000ページ(1回に5ページ印刷する場合)」となっています。

【ブラザー純正】廃トナーボックス WT229CL
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2つ目は、トナーを用紙に定着させる「ドラムカートリッジ(ドラムユニット)」です。

印刷時のプロセスでドラムは消耗していくので、劣化が進むとスジが入ったりしてキレイに印刷できなくなります。

このカートリッジもユーザー自身で交換できるので、新しいドラムカートリッジ(ドラムユニット)を購入して交換します。

ブラザー MFC-L3780CDW」の場合、ドラムカートリッジ(ドラムユニット)は「DR299CL」で、ブラザー公式オンラインショップでは6,600円となり、カタログによると「印刷可能ページ数:約20,000ページ(1回に1ページ印刷する場合)」となっています。

【ブラザー純正】ドラムユニット DR299CL(ドラム1個入り)
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とはいえ、「キャノン Satera MF656Cdw」のように、廃トナーボックスが無く、ドラムとトナーが一体となっているカートリッジを販売しているメーカーもあり、メンテナンスやごみ処理の手間を簡素化することが可能です。

※ 価格は2024年11月の時点です。価格は毎日変動していますので、詳しくは販売サイトでご確認ください。

 

運用コスト④ コピー用紙の費用

FAXの受信も利用するなら、用紙の費用も考慮しておきましょう。

複合機なら受信したFAXをコピー用紙に印刷することができるので、市販のコピー用紙で十分です。

A4のコピー用紙500枚入りなら、薄い用紙なら400円程で1枚あたり約0.8円厚めの用紙なら600円程で1枚あたり約1.2円となります。

伊藤忠紙パルプ 高白色 コピー用紙 ブランコ A4(500枚)
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ちなみに、最近の複合機はFAXを受信するとメモリーに保存する機能があるので、複合機のディスプレイで内容を確認してから印刷するか決めることができます。

さらに、パソコンやオンラインストレージとの連携ができるので、印刷するシーンは少ないかもしれません。

※ 価格は2024年11月の時点です。価格は毎日変動していますので、詳しくは販売サイトでご確認ください。

 

運用コスト⑤ 電話回線の基本料金

複合機でFAXを使うには電話回線を利用しますので、回線契約が必要となります。

基本的に2つの契約方法が主流で、NTT東日本もしくは西日本の「加入電話」か、インターネットで使用する光回線とセットで契約する「ひかり電話」となります。

それぞれの基本料金を見ていきましょう。

 

加入電話の基本料金

「加入電話」というのはいわゆる一般的な固定電話の導入方法で、NTT東日本もしくは西日本と契約します。

基本料金は、プラン、回線を利用する場所、用途の「種別」の3つで決まります。

まずプランは2種類あり、回線建設のための費用となる「施設設置負担金」を先払いする「加入電話」と、施設設置負担金を基本料金で月々支払う「ライトプラン」です。

次に、種別は2つあり、「家庭用」か「事務用」となります。

最後に場所ですが、地域ごとに「級局」というクラスで分かれていて、3級は最も基本料金が高く、1級が最も安い設定になっています。

これらをまとめると、一番安いのは住宅用の1または2級局で、加入電話は1,760円(税込)、ライトプランは2,035円(税込)となります。

 

ひかり電話の基本料金

「ひかり電話」は、インターネットの光回線を契約するとオプションとして申し込むことができます。

基本料金は、ほとんどのプロバイダーで550円(税込)が相場です。

 

初期費用と基本料金のまとめ

初期費用と基本料金

  加入電話 ライトプラン ひかり電話
基本料金 1,760円
住宅用で1、2級局の場合
2,035円
住宅用で1、2級局の場合
550円~

 

かなり短縮した説明となっていますので、詳しい解説は「FAXの新規導入完全ガイド」をご覧ください。

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運用コスト⑥ FAX送信料金(送信時のみ)

次に、FAXを送信したときにかかる費用を見ていきましょう。

 

加入電話の送信料金

NTT回線の送信料(通話料)は、2024年1月から全国一律料金となりました。

加入電話、ライトプランどちらも 3分9.35円(税込) です。

050番号は 3分11.55円(税込) です。

 

ひかり電話の送信料金

光電話の送信料(通話料)は全国一律 3分8.8円(税込) です。

 

FAX送信料金のまとめ

FAX送信料金

  加入電話 ライトプラン ひかり電話
送信料金 9.35円 / 3分 9.35円 / 3分 8.8円 / 3分

 

かなり短縮した説明となっていますので、詳しい解説は「FAXの新規導入完全ガイド」をご覧ください。

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FAX受信料金は?

加入電話、ライトプラン、ひかり電話、どれもFAXを受信する際にかかる費用は無料です。

固定電話の場合、電話を受けた側に料金は発生せず、かけた側に料金がかかるのと同様です。

 

運用コスト⑦ 電気代

複合機を使う上で欠かせない電気代を見ていきましょう。

A4普通紙で1枚印刷する際の消費電力を計算します。

電気料金単価は、最近の全国平均となる1kWhあたり31円(税込)で設定し、次の計算式で電気代を算出します。

電気代金の計算式

電気代(円)=消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金単価(31円/kWh)

 

※ 料金単価は2024年11月の時点です。単価は毎日変動していますので、詳しくはお使いの電力会社の公式サイトや明細をご確認ください。

 

インクジェットプリンター

こちらも、インクジェットプリンターの複合機としてこの記事で紹介している「キヤノン TR8630A」と「ブラザー MFC-J905N」を代表例として見ていきましょう。

まず、「キヤノン TR8630A」の仕様は、A4普通紙1枚を印刷する際の消費電力は「約15W」、モノクロ印刷のスピードは「約15ipm」と記載されています。

 

印刷スピードの単位「ipm」ってなに?

プリンターのカタログや仕様に書かれている、印刷スピードの単位は「ipm」となっています。

これは、images per minute(イメージ・パー・ミニット)の略で、1分間に何枚の画像やページを印刷できるかを示します。

国際標準化機構(ISO)が定めているものなので、多くのメーカーがこの単位を使っています。

例えば、「15 ipm」と表示されている場合、そのプリンターは1分間に最大15枚の速度で印刷できることを意味します。

 

これらの情報をもとに計算すると電気代は次のようになります。

「キヤノン TR8630A」の場合

0.52円=(0.0167kWh=15W×1/900時間(4秒/枚))×31円

 

次に、「ブラザー MFC-J905N」の仕様は、A4普通紙1枚を印刷する際の消費電力は「約21W」、モノクロ印刷のスピードは「約17ipm」と記載されていますので、電気代は次のようになります。

ポイント

0.64円=(0.0206kWh=21W×1/1020時間(3.5秒/枚))×31円

これらの計算から、受信したFAXを1枚印刷するのにかかる電気代は0.6円が平均的と言えるでしょう。

 

レーザープリンター

レーザープリンターの複合機としてこの記事で紹介してい「ブラザー MFC-L3780CDW」を代表例として見ていきましょう。

ブラザー MFC-L3780CDW」の仕様は、印刷する際の消費電力の平均は「約560W」、モノクロ印刷のスピードは「30枚/分」と記載されていますので、電気代は次のようになります。

9.64円=(0.311kWh=560W×1/1800時間(2秒/枚))×31円

レーザープリンターがインクジェットプリンターより電気代が高いのは、レーザーと加熱を用いるため、高い消費電力が必要になるからです。

大量の印刷をスピーディーに処理することがレーザープリンターの特徴ですので、印刷ページが多いほど1枚あたりの電気代は相対的に抑えられますが、1枚だけちょこちょこ印刷するという使い方になると電気代が高くなることがわかります。

 

複合機にかかる運用コストのまとめ

ざっくりですが、複合機を導入すると必要になるコストをまとめて行きましょう。

まず、1枚当たりの印刷コストを2種類のプリンターごとに算出してみます。

1枚当たりの印刷コスト

  インクジェット レーザー
インク・トナー 4円/枚 3.5円/枚
廃インク・トナー - 0.62円/枚
ドラム - 0.33円/枚
コピー用紙 0.8円/枚
電気代 0.6円/枚 9.6円/枚
印刷コスト(合計) 5.4円/枚 15.25円/枚

 

次に、電話回線の契約別で、2種類のプリンターごとに1ヶ月の費用を算出します。

1ヶ月に同じ枚数で送信と受信をした際の費用と、1枚当たりの送信料です。(受信料はないため送信のみ)

また、送信時も原稿を印刷したとして印刷コスト込みで計算します。

1ヶ月の費用の計算式

1ヶ月の費用=(受信枚数×印刷コスト)+(送信枚数×印刷コスト+送信料)+基本料金

加入電話での運用コスト

  電話代
電話基本料 1,760円
通話料 9.35円/3分
  インクジェット レーザー
送信・受信
15枚 /月
2,062円
送信コスト 73.4円/枚
2,358円
送信コスト 83.3円/枚
送信・受信
30枚 /月
2,365円
送信コスト 44.1円/枚
2,955円
送信コスト 53.9円/枚
送信・受信
60枚 /月
2,969円
送信コスト 29.4円/枚
4,151円
送信コスト 39.3円/枚
送信・受信
120枚 /月
4,178円
送信コスト 22.1円/枚
6,541円
送信コスト 31.9円/枚

ひかり電話での運用コスト

  電話代
電話基本料 550円~
通話料 8.8円/3分
  インクジェット レーザー
送信・受信
15枚 /月
884円
送信コスト 32.5円/枚
1,139円
送信コスト 42.4円/枚
送信・受信
30枚 /月
1,138円
送信コスト 23.4円/枚
1,729円
送信コスト 33.2円/枚
送信・受信
60枚 /月
1,726円
送信コスト 18.8円/枚
2,908円
送信コスト 28.6円/枚
送信・受信
120枚 /月
2,902円
送信コスト 16.5円/枚
5,265円
送信コスト 26.3円/枚

 

FAXくん
ひかり電話なら運用コストをぐっと抑えることができるね!
その通りにゃんよ~!次に、インターネットFAXについても調べてみるにゃんよ~!
にゃん太

 

インターネットFAXってなに?

インターネットFAXとは、インターネットでFAXの送受信を行えるネットサービスのことです。

パソコン、スマホ、タブレット端末などのデバイスとインターネット環境があればFAXを利用できるのが特徴です。

PDF、ワード、テキスト、画像などの文書データを、印刷することなくデータのまま直接送信することができます。

また、受信したFAXは自動でPDFや画像データに変換して保存されます。

FAX番号は、03や06などの市外局番や050で始まるIP番号が発行されますので、電話回線を使用している相手はいつも通りの方法でこちらへFAXを送信することができます。

 

※画像:メッセージプラス公式サイト(https://www.messageplus.jp/internetfax/internetfax.html)より

 

インターネットFAXなら、電話回線を契約せずにFAXを利用することができるので、複合機やFAX付き電話機などの機器を設置する必要がなく、圧倒的な省スペースを実現できます。

また、インクやコピー用紙も不要なので、複合機に比べて運用コストを抑えられるということになります。

さらに、全ての送受信がデータで管理され、アカウント情報を知っている人だけしかデータにアクセスできないため、セキュリティ面でも安心です。

FAXくん
複合機とは違って、FAXをネットと電子データで完結させるっていうサービスなんだね!
その通りにゃんよ~!向いているインターネットFAXを探しやすくするために種類分けしてみるにゃんよ~!
にゃん太

 

インターネットFAXの種類

「インターネットFAX」には、主に2つの方法で利用することができます。

ここでは、送受信できるタイプと送信だけのタイプで分けるにゃんよ~!
にゃん太

 

種類① 送受信ができるインターネットFAX

一般的なインターネットFAXは、送信も受信もセットで提供されています。

申込時に、候補から選んだFAX番号が発行されるので、電話回線を使用している相手からも受信もできるようになっています。

FAX番号を発行する際は、電気通信事業法で、本人確認及び拠点確認が必要になっているので、身分証明書などを画像で提出する必要があります。

この種類のサービスは、送受信の両方か片方が使い放題で利用できる、または毎月一定の枚数を無料で利用できるサービスが付いているので、毎月コンスタントにFAXを利用するなら複合機よりお得になります。

 

送受信ができるインターネットFAXのメリット

  • FAX番号が発行される
  • 使い放題か無料分が付く

送受信ができるインターネットFAXのデメリット

  • 申込から利用できるまで時間がかかる
  • 月額料金がかかる
FAXくん
送受信ができるインターネットFAXはどんな人に向いているの?
  • FAXの使用頻度が多い
  • FAXを受信したい
  • 大量に送受信する
FAXをフルに使いたい全てのユーザー向きにゃんよ~!
にゃん太

 

送受信ができるインターネットFAXにはどんなサービスがある?

全ユーザー向きなので、3つのユーザー別におススメを紹介するにゃんよ~!
にゃん太

 

ライトユーザー向け 「jFax」

FAX番号を取得して手軽に使うのに必要十分な、FAXライトユーザー向けのインターネットFAXです。
月額は1,089円とライトで、毎月50枚分の送信、100枚分の受信が無料で利用できます。
換算すると無料分は1,650円分あるので、無料分をフルに使うと実質561円得する計算になります。

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ミドルユーザー向け 「eFax」

業界最多の62箇所の市外局番が利用可能で、アプリや編集機能などの提供など、充実したサービスが特徴です。
月額は1,980円で、無料で送受信がそれぞれ毎月150枚分利用できます。
換算すると無料分は3,300円分あるので、無料分をフルに使うと実質1,980円得する計算になります。

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ヘビーユーザー向け 「メッセージプラス」

使い放題が利用できる数少ない日本製のインターネットFAXです。
月額は1,045円で、受信し放題、送信は従量課金制ですが、「メッセージプラス」同士の送信は無料となります。
受信メインでの利用、または送信相手が「メッセージプラス」を利用しているなら「メッセージプラス」が非常にお得です。

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種類② 送信だけできるインターネットFAX

FAX送信だけ利用できるインターネットFAXがあります。

FAX番号は発行されないので、本人確認及び拠点確認はありませんし、FAX番号の発行が特に費用が掛かる部分なので、大幅にコストカットすることができます。

とはいえ、受信サービスも提供していることもあるので、いざ必要を感じたら解約して別のサービスを申し込まずに、同じサービス内で受信も行えるようになります。

この種類の場合、基本的に送信する度に送信料がかかります。

 

送信だけできるインターネットFAXのメリット

  • FAX番号が発行されないのでコストカットできる
  • 申込から利用できるまで短時間で済む

送信だけできるインターネットFAXのデメリット

  • 使い放題や無料分は付かない
  • 急に受信したくてもできない
FAXくん
送信だけできるインターネットFAXはどんな人に向いているの?
  • 送信だけ月に数回利用したい
  • とにかくコストを抑えたい
FAX送信だけ利用したい超ライトユーザー向きにゃんよ~!
にゃん太

 

送受信ができるインターネットFAXにはどんなサービスがある?

数少ないサービスの中から日本製のサービスを紹介するにゃんよ~!
にゃん太

 

送信と受信が別々に申し込める「秒速FAX」

「秒速FAX」は、送信のみのサービス「送信」、受信のみのサービス「Plus」に分かれているので、送信だけ利用することが可能です。
FAX番号が不要なので契約費用も月額料金もかかりません
それなのに、送信料金は7~10円/枚と安く、「送信履歴」は100件分残るので、登録だけしておくのも手です。

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インターネットFAXにかかる3つの運用コストを分析

では、インターネットFAXはどれくらの予算感で利用できるでしょうか。

そして、利用中はどれくらいの運用コストがかかるでしょうか。

気になる全体的な費用感を分析していきましょう。

 

運用コスト① 申込時の契約費用

インターネットFAXは、一般的に契約時に費用がかかります。

特に、インターネットFAXの中ではFAX番号の発行にコストがかかっているからです。

つまり、送受信ができるインターネットFAXは初期費用がかかり、送信だけできるインターネットFAXは初期費用は不要です。

契約費用は1,100円が相場で、年間契約すると無料になるケースもあります。

ご紹介したインターネットFAXは、次のような料金設定がされています。

申込時の契約費用

jFax eFax
Plus 1800
メッセージ
プラス
秒速FAX
送信
契約費用
(年払い)
1,100円 1,100円 1,100円
(無料)
0円

 

運用コスト② 月額料金

送受信ができるインターネットFAXは毎月の料金が発生します。

月額料金は主に、使い放題が付くか、無料分がどれほどの量付くかによって変わります。

ご紹介したインターネットFAXは、次のような料金設定がされています。

月額料金

jFax eFax
Plus 1800
メッセージ
プラス
秒速FAX
送信
基本料
(年払い)
1,089円
(12,980円)
1,980円
(19,800円)
1,045円
(10,450円)
0円

 

運用コスト③ 送信・受信料金

インターネットFAXは、送信料だけでなく受信料もかかるので、この点が電話回線と比べるとデメリットになります。

無料分が付くサービスの場合、無料分を消費した後からは送信・受信料金がかかります。

ご紹介したインターネットFAXは、次のような料金設定がされています。

送信・受信料金

jFax eFax
Plus 1800
メッセージ
プラス
秒速FAX
送信
送信料 11円/枚 11円/枚 16円 7~10円/枚
受信料 11円/枚 11円/枚 0円 -

※ 前払いのポイントシステムになっており、年払いや購入するポイント数が多いほどボーナスポイントが加算されるため、1枚当たりの送信単価に幅がでます。

 

インターネットFAXにかかる運用コストのまとめ

インターネットFAXにかかる1ヶ月の費用を、ご紹介しているインターネットFAXを例に算出してみましょう。

月払いで、1ヶ月に同じ枚数の送信と受信をした際の費用です。

1ヶ月の費用の計算式

1ヶ月の費用=(枚数[無料分はノーカウント]×送受信料)+基本料金

毎月の運用コストの目安

jFax eFax
Plus 1800
メッセージ
プラス
秒速FAX
送信
基本料 1,089円 1,980円 1,045円 0円
送信無料分 50ページ/月 150ページ/月 なし なし
送信料 11円/枚 11円/枚 16円 7~10円/枚
受信無料分 100ページ/月 150ページ/月 使い放題 -
受信料 11円/枚 11円/枚 0円 -
送信・受信
15枚 /月
1,089円
単価 72.6円/枚
1,980円
単価 132.0円/枚
1,285円
単価 85.7円/枚
150円
単価 10円/枚
送信・受信
30枚 /月
1,089円
単価 36.3円/枚
1,980円
単価 66.0円/枚
1,525円
単価 50.8円/枚
300円
単価 10円/枚
送信・受信
60枚 /月
1,199円
単価 20.0円/枚
1,980円
単価 33.0円/枚
2,005円
単価 33.4円/枚
600円
単価 10円/枚
送信・受信
120枚 /月
2,079円
単価 17.3円/枚
1,980円
単価 16.5円/枚
2,965円
単価 24.7円/枚
1200円
単価 10円/枚

※ ボーナスポイントは含めず、通常の10円/枚で計算しています。

 

複合機とインターネットFAXどっちを選んだらいい?

複合機とインターネットFAXのそれぞれの特徴や、運用コストなどを詳しくご紹介しました。

目的や用途によって選択肢が変わるので、どっちが自分に向いているか見つけられたでしょうか?

 

インクジェットプリンター複合機が向いている人

  • 使用頻度が少ない方
  • 大量に印刷しない方
  • 写真やイラストもキレイにプリントをしたい方
  • コンパクトさを重視したい方
  • 複合機に負けない機能が欲しい方
FAXやその他の機能を時々使いたいライトユーザー向きにゃんよ~!
にゃん太

 

インクジェットプリンターのメリット

  • 色の再現性が高いので写真やイラストに向いている
  • コンパクトなので導入しやすい
  • 本体価格が安いので導入しやすい

インクジェットプリンターのデメリット

  • 印刷スピードが遅いので時間がかかる
  • インクが少ないのでカートリッジの買い替え頻度が多い
  • しばらく使わないとインクが乾きやすい

 

レーザープリンター・オフィス用複合機が向いている人

  • 使用頻度が多い方
  • 大量に印刷したい方
  • 文書をメインに印刷したい方
  • 印刷スピードを重視したい方
  • 複合機に匹敵する性能が欲しい方
FAXやその他の機能を毎日たくさん使いたいミドルユーザー向きにゃんよ~!
にゃん太

 

レーザープリンターのメリット

  • 印刷スピードが速いので時間を節約できる
  • インクが多いのでカートリッジの買い替え頻度が少ない
  • にじむことがないので鮮明に印刷できる

レーザープリンターのデメリット

  • にじまないので写真やイラストの印刷に向いていない
  • やや大きいので置き場所に困ることも
  • トナー(インク)が高額

 

送受信ができるインターネットFAXが向いている人

  • FAXの使用頻度が多い方
  • FAXを受信したい方
  • 数百枚~大量に送受信する方
FAXを印刷せずに使いたい全てのユーザー向きにゃんよ~!
にゃん太

 

送受信ができるインターネットFAXのメリット

  • FAX番号が発行される
  • 使い放題か無料分が付く

送受信ができるインターネットFAXのデメリット

  • 申込から利用できるまで時間がかかる
  • 月額料金がかかる

 

送信だけできるインターネットFAXが向いている人

  • 送信だけ月に数回利用したい方
  • とにかくコストを抑えたい方
印刷せずにFAX送信だけ利用したい超ライトユーザー向きにゃんよ~!
にゃん太

 

送信だけできるインターネットFAXのメリット

  • FAX番号が発行されないのでコストカットできる
  • 申込から利用できるまで短時間で済む

送信だけできるインターネットFAXのデメリット

  • 急に受信したくてもできない

 

FAX利用のコストメインで考えるならどっちがいい?

FAX利用だけなら、インターネットFAXの方が、初期投資として必要だった複合機の購入や買い替えの必要がなく、インク代や用紙代などのコストを節約できるため、複合機よりも非常にメリットが多くあります。

複合機を検討されている方は、印刷をする機会が多いと思いますので、FAX以外の機能も充実しているという点では複合機のメリットの方が多いです。

また、インターネットFAXと同様パソコンからも送受信ができる機能が付いていますので、印刷しなくてもFAXを使用することができるのでコストの節約にもなりますが、コストメインで考えるならインターネットFAXの方に軍配が上がります。

ご紹介したeFaxでは、1,980円の月額基本料金で150枚までの送信および150枚までの受信が無料で利用できます。

一般家庭やSOHOで毎月150枚を超えるFAX送受信をしないのであれば常に1,980円で使い続けられるので、枚数が増えるほど高額なコストが必要となる複合機よりもメリットがかなり大きいと言えます。また、eFaxでは150枚を超える送受信をした場合でも1枚あたり約10円という安価で送受信できますので、うっかり150枚を超えても安心です。

やはりコスパがいいのはインターネットFAXですね!

毎月1,980円で使い続けられるなんて本当に安くて助かるにゃ~
にゃん太

eFax公式サイトへ

 

印刷するなら複合機、印刷しないならインターネットFAXがおすすめ!

FAXを印刷する必要があるご家庭や業態なら、複合機をメインに検討すると良いでしょう。

ただし、本体購入費用を除けばインクやトナー代などの消耗品が多く、空っぽになったインク容器やトナー容器を処分する手間やコストも必要です。

一方で、FAXを画像等のデータで閲覧できるほうが効率が良いのであれば、インターネットFAXから検討すると良いです。

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