インターネットFAXのメッセージプラス(Message+)についてお調べの皆さん。
「うちのお店はFAXの送信はしないから、受信が無料のサービスがあるとイイな・・・」
「FAX番号に声のメッセージが入れられるサービスもあるって聞いたけど?!」
とお感じなら、メッセージプラスに目を付けたあなたは鋭いです!ほぼ受信オンリーの使い方なら最高のコスパが実感できますよ!
利用してはじめてわかる「使いやすっ!」「気が利くなぁ~」と実感できる機能が満載のお得なFAXサービスです。


そうなんです!メッセージプラス同士なら、送信も受信も無料!というのが一番の特徴。
この記事ではメッセージプラスとライバルサービスとの比較や、特徴・操作方法も解説します。
もちろん、デメリットと言える点も「直球」で取り上げていますので、ぜひぜひネットFAX選びの参考にしてください!
メッセージプラスの料金
メッセージプラスには2つの料金体系があります。
年払い | 月払い | |
初期費用(登録手数料) | 不要 | 1,100円 |
月額基本料金 | 871円(換算) | 1,045円 |
(年間支払総額) | (10,450円) | (12,540円) |
受信にかかる費用 |
無料 |
無料 |
送信にかかる費用 | 1枚/16円 メッセージプラス同士/無料 |
1枚/16円 メッセージプラス同士/無料 |
年払いでも月払いでも、受信は完全無料です。メッセージプラスのユーザー同士なら送信も完全無料となります。
もしも周りにメッセージプラスを使っている人や会社が多いなら、コスト削減につながりますので、導入する価値はグッと上がりますね!
メッセージプラス以外の宛先への送信料は1枚で16円かかります。
なお、年払いを選択すると大きなメリットがあります。
年払いのメリット
メッセージプラスには「サービスポイント」という決済用のポイントシステムがあります。FAX送信時に送信料金の替わりとして使用することができます。
年払いで契約したユーザーには、最初にサービスポイントが3,000ポイント(3,000円分・約200枚相当)付与されます。
つまり、契約してから最初の200枚分はプレゼントされたポイント消費によって支払えるので、大変お得です。
残念ながら、月払い契約ではポイントプレゼントがありませんが、ポイント購入は可能です。
サービスポイントは、いつでも購入できます。
購入するポイント数が多いほどボーナスポイントも多く加算されますので、通常料金より安く送信することができます。
1枚の送信に15ポイント消費します。
- 1,030ポイント / 1,100円 / 68.8枚分(15.9円/枚)
- 3,200ポイント / 3,300円 / 213.3枚分(15.4円/枚)
- 5,500ポイント / 5,500円 / 366.6枚分(15円/枚)
他社との利用料金の比較
インターネットFAXは基本料金だけでなく、送信と受信の枚数で料金が変わってきます。枚数によって毎月かなりの金額が上下することになります。
インターネットFAX各社によって得意な利用枚数帯があり、自分の利用ケースではどこが一番安く使えるかをチェックすることがポイントです。
それで、受信枚数と送信枚数の各利用ケースごとにライバル会社と比較をしました。以下の5つのサービスで比較します。

上記5つのサービスを、3つの利用パターンに分けて比較してみました。あなたの利用方法にあったパターンを参考に、一番安く利用できるか確認してみてください。


- 例1:送信がメインの利用
- 例2:受信がメインの利用
- 例3:送信・受信の両方利用
例1:送信がメインの利用/利用枚数でライバルサービスと比較
FAX送信が多く、受信がほとんどないユーザーならここを要チェックです!
相手からの連絡は電話やメールがメインで、FAXで返信や用紙類が来ることはほとんどない。または、あっても非常に少ないことを想定しています。
送信だけ利用する場合、どのサービスが一番安く利用できるかを比較してみましょう。
月額料金+送信料金の比較(スクロール可)
メッセージプラス | eFax | jFax | モバックス | KDDI | |
送信料金 |
16円 |
11円 |
11円 |
8.8円 |
16.5円 |
30枚 /月 |
1,525円 | 1,980円 | 1,089円 | 1,210円 | 1,540円 |
90枚 /月 |
2,485円 | 1,980円 | 1,529円 | 1,474円 | 2,530円 |
150枚 /月 |
3,445円 | 1,980円 | 2,189円 | 1,738円 | 3,520円 |
300枚 /月 |
5,845円 | 3,630円 | 3,839円 | 2,398円 | 5,995円 |
450枚 /月 |
8,245円 | 5,280円 | 5,489円 | 3,058円 | 8,470円 |
600枚 /月 |
10,645円 | 6,930円 | 7,139円 | 3,718円 | 10,945円 |
1,000枚 /月 |
17,045円 | 11,330円 | 11,539円 | 5,478円 | 17,545円 |
メッセージプラスの場合、送信枚数については「無料枠」が一切なく、送信料金も16円/枚とお値段が高めです。
FAXの送信枚数が月間90枚まで(1日3枚程度)ならjFaxが最安値、それ以上になるとモバックスが最安値という結果になりました。
FAX受信よりも送信のほうが圧倒的に多いユーザーには、メッセージプラスはお勧めできません。


例2:受信がメインの利用/利用枚数でライバルサービスと比較
FAX受信が多く、送信がほとんどないユーザー向けの比較です。
おそらく、相手からの連絡はFAXがメインで、電話やメールが来ることはほとんどない、または非常に少ないユーザーかもしれません。
受信だけ利用する場合、どのサービスが一番安く利用できるかを比較してみましょう。
ちなみに、送信は1枚もしない想定で計算しています。
月額料金+受信料金の比較(スクロール可)
メッセージプラス | eFax | jFax | モバックス | KDDI | |
受信料金 |
無料 |
11円 |
11円 |
無料 |
無料 |
30枚 /月 |
1,045円 | 1,980円 | 1,089円 | 1,078円 | 1,045円 |
90枚 /月 |
1,045円 | 1,980円 | 1,089円 | 1,078円 | 1,045円 |
150枚 /月 |
1,045円 | 1,980円 | 1,639円 | 1,078円 | 1,045円 |
300枚 /月 |
1,045円 | 3,630円 | 3,289円 | 1,078円 | 1,045円 |
450枚 /月 |
1,045円 | 5,280円 | 4,939円 | 1,078円 | 1,045円 |
600枚 /月 |
1,045円 | 6,930円 | 6,589円 | 1,078円 | 1,045円 |
1,000枚 /月 |
1,045円 | 11,330円 | 10,989円 | 1,078円 | 1,045円 |
受信料金は毎月固定の枚数まで無料になるサービスがほとんどですが、メッセージプラスは受信料が無制限で無料です!
相手がメッセージプラスを利用しているかは関係ないので、受信専用として使うなら月額料金の1,045円だけでOK。
競合の「KDDIペーパーレスFAXサービス」もメッセージプラスと同じ料金ですが、基本的に法人・ビジネス向けサービスのため、申し込み時に営業マンとのやり取りが必要になり申し込みの敷居が高いです。
メッセージプラスであれば個人でもネットで簡単に申し込めるのでとても便利です。


例3:送信・受信の両方利用/利用枚数でライバルサービス比較
送受信ともに同じくらい利用するユーザー向けの比較です。
送信、受信ともに同じ枚数で計算しています。
月額料金+送受信料金比較(スクロール可)
メッセージプラス | eFax | jFax | モバックス | KDDI | |
送信料金 受信料金 |
16円 無料 |
11円 11円 |
11円 11円 |
8.8円 無料 |
16.5円 無料 |
30枚 /月 |
1,525円 | 1,980円 | 1,089円 | 1,342円 | 1,540円 |
90枚 /月 |
2,485円 | 1,980円 | 1,529円 | 1,870円 | 2,530円 |
150枚 /月 |
3,445円 | 1,980円 | 2,739円 | 2,398円 | 3,520円 |
300枚 /月 |
5,845円 | 5,280円 | 6,039円 | 3,718円 | 5,995円 |
450枚 /月 |
8,245円 | 8,580円 | 9,339円 | 5,038円 | 8,470円 |
600枚 /月 |
10,645円 | 11,880円 | 13,739円 | 6,358円 | 10,945円 |
1,000枚 /月 |
17,045円 | 20,680円 | 21,439円 | 9,878円 | 17,545円 |
送信も受信も両方利用する場合、月150枚までに収まるならeFaxやjFaxが最安値になっています。
送受信が月間300枚以上になるならMOVFAXがダントツで安くなります。
残念ながら受信と同じ量の送信もするユーザーに、メッセージプラスはおすすめできません。


ライバルサービスとの利用料金比較のまとめ
メッセージプラス最大の特徴は、メッセージプラス同士なら送信も受信も無制限で無料になるところです。
メッセージプラス同士でない場合、送信は16円/枚と高い設定ですが、受信は無料なのでやはり受信メインがおススメです。
仕事で使用するなら、例えば支店同士でFAXのやり取りが多い場合に、メッセージプラスで統一できれば各店舗で月額1,045円のみで済む、といった使い方ができるかもしれません。


メッセージプラスのFAXは050番号のみ

メッセージプラス公式サイトより
インターネットFAXサービスを提供している他社の中には、050番号のほかに東京03や全国の市外局番を選択できるケースもありますが、メッセージプラスの場合は050番号のみの提供となっています。
050番号のメリット
メッセージプラスでは050番号しか持てないとはいえ、メリットもあります。
例えば、全国から好みの市外局番を選べたり、東京03や大阪06を選べる場合でも事務所の移転や自宅の引っ越しによって住所とFAX番号がマッチしなくなるケースもあります。企業同士のやり取りなどの場合、住所と市外局番が異なることが相手に分かると、不信感を招くことも・・・
こんな事態を避けるためにも、最初から全国共通の050番号を使うと、FAX番号と住所がマッチしないなんてこともありませんから、どこに移転・引っ越ししても不自然ではないので安心です。
好きな電話番号が選べるのか
050番号のみの取り扱いとなっているメッセージプラスですが、050以下の8桁の番号に関してもユーザー側に選択の余地はありません。
メッセージプラスの申し込み画面では、クレジットカード決済が完了した時点でFAX番号が発番されます。番号の選択画面が表示されることはありません。


メッセージプラスのペーパーレス度
インターネットFAXの利点の一つは、紙にプリントアウトしないでよいことです。印刷の為にかかるインクリボン代や用紙代を節約できます。
各社どのサービスも送信の時はエクセルやワードで作り、PDFにして送付できます。しかし、受信したファックスへ「返信」するとき、特に内容に追記や入力が必要なものは、プリントアウトしなければならないものが多いと言えます。
例えばこのような例です。画像は当サイト「さよならFAX」で作成したダミーのセミナーFAX DMです。こういった「記入して返信するタイプ」のものはたいてい一度プリントアウトして、紙の状態にしてから必要事項を記入する必要が生じます。
確かに、プリントアウトしなくても画像ソフトやPDFを編集する外部ソフトを利用する方法もありますが、かなり面倒です。
メッセージプラスで受信したFAXは、プリントアウトすることなくデータ上で簡単に手書き加工ができますので、完全ペーパーレスでの素早い返信や転送が可能です!
手書き機能でペーパーレス
メッセージプラスで受信したFAXに「手書き(編集)機能」で書き込みをすれば、そのまま返信もしくは転送ができるのでプリントが不要になります。
手書き編集ボタンを押すと、画像への書き込みができます。
上の画像は、受信したFAXに会社名やメールアドレスなど必要事項を手書き入力したものです。書き込み完了すれば、保存して送信先に返信、もしくは他所へ転送することができます。手書き文字の太さは自由に変えることができ、上画像の場合は2Pというかなり細い線の文字です。
実際に使ってみて感じるのは、パソコン上でのマウスによる書き込みができないわけではありませんが、サイズの大きめのスマホかiPadのような「タブレット端末」上に「スタイラスペン」で記入する方が書き込みしやすいとう点です。上画像も「iPad pro10,5インチのディスプレイ上にFAXを表示させ、スタイラスペンで記入したものとなります。


留守番電話機能もあり
メッセージプラスの大きな特徴の一つとして、「留守番電話機能」が挙げられます。


先方からメッセージプラスのFAX番号にFAXを送信した後、確認のために音声でFAX送信の旨を伝えたいときなどに大変便利な機能です。通常の音声通話はできませんが、録音メッセージ自体を聞いて確認することが可能です。
留守電機能の流れ
FAX送信の後に(or前に)普通の固定電話や携帯電話から同一の番号に電話をかけたとします。すると、下記のような自動音声が流れます。(応答メッセージはあとから「自分の声」に変更できます)
『ただ今、電話に出ることができません。発信音のあとにお話しになり、終わりましたら#を押してください』
この指示通りにメッセージをふきこみ、最後に「1」を押すとメッセージ録音が完了しますので、電話を切ります。
送信先のメッセージプラスには「メッセージ」が届いたことが通知されます。
上の画像は「メッセージプラス」のメッセージ一覧に届いた音声「メッセージ」が通知されています。090番号から11秒の音声が録音されていることが分かります。受信日時の欄をクリックすると音声ファイルを再生することができます。
なお、音声を録音してから、メッセージプラスの「メッセージ一覧」に表示されるまでわずか数秒しかかかりませんでした。かなりスピーディーに処理されているようです。
留守電機能はどんなときに使える?
留守電機能が活躍する場面として下記のようなものが考えられます。
- ちょっと外出している間にお客様から会社に着信、大切な商談機会を逃してしまった。
- 携帯番号は教えているけど、不在の多い事務所の電話によく不在着信が入っている。
- いつでも連絡がとれる体制にしておきたいけど、営業時間外や休日に仕事電話が多いとイヤになる
「メッセージプラス」のFAX番号に転送すれば、留守電を残せるので相手先もこちらも安心です!


メッセージプラスの送信方法
メッセージプラスからのFAX送信方法は、いつも使っているメールソフトやWEBメールで送信する方法が共通していますし、スマホアプリから送信する方法もあります。
管理画面から送信する
メッセージプラスの「管理画面」からFAX送信を行うことができます。これはちょうど、WEBメールのホーム画面のような体裁となっているので、普段からWEBメールやメールソフトなどを使っている人にとってはとてもわかり易いと思います。
管理画面の「FAX送信」タブを選び、必要事項を入力します。送信先(相手)のFAX番号を入力したら「ファイルの選択」ボタンからFAXするファイル(PDFなど)を選択します。最後に「送信の確認」を押して内容を確認すればそのままFAX送信を行うことができます。なお、送付状が必要な場合は、自分で作成してFAX内容とPDF結合などをしておくと良いでしょう。
発信者通知について
メッセージプラスからの送信の場合、基本的に発信者は通知されません。通知するためには、「設定」から「TSID」の設定に入り、自分のFAX番号を設定しておくことをお勧めします。
なお、TSIDの設定欄には自分のFAX番号の他、名前などを入れることもできます。半角英数カナで合計20文字まで設定することができます。
入力した番号や名前はFAXの最上部(ヘッダー)部分に記載された状態で相手が受け取ることになります。
ちなみに、非通知設定の電話機で受信した場合には、TSIDの内容が表示されません。
メールで送信する
では、メールで送信する方法です。ここでは例としてgmail(Gメール)を使っています。
メッセージプラスでは、最初の設定のままではメール送信ができません。まずは、管理画面の設定タブで「メールFAX送信設定」を行う必要があります。
設定画面で、メールFAX送信を「利用する」にチェックを入れます。(最初は「利用しない」が赤くなっています)
その後、送信元として使用するメールアドレスを入力し、最後に忘れずに「追加」ボタンを押せばOKです。なお送信元として登録できるメールアドレスは10個までです。
設定が済んだら、いよいよ実際にメールFAXを使ってみましょう。
まずメールの新規作成画面でTo(宛先)欄にFAX送信先の電話番号(市外局番から)を入力し@(アットマーク)に続いて『mailfax.messageplus.jp』と入力します。これで宛先設定は完了です。次に、gmailの場合は、メール作成画面の下部にある「クリップ」マークをクリックして該当するファイルを添付します。添付し終えたら、送信ボタンを押せばFAX送信完了です!
送付状の送り方
メール画面の「件名」や「本文」に文字や文章を入れても、送付状などに転記されて送られることはありません。
どうしても送付状が必要な場合は、改めて作成した上でファイルとして添付する必要があります。

アプリで送信する
メッセージプラスでは、スマホアプリを活用することによってFAX送・受信ができます。アプリはアンドロイド端末でも、iPhone(iOS)でも提供されています。
アプリにログインするとまず表示されるのはFAXの「受信一覧」です。右上に三本線(メニュー)がありますので、まずは三本線をタップします。(画像はiOS版です)
三本線をタップすると左側に一覧が出るので、『FAX送信』をタップします。
FAX送信の画面では、送信先のFAX番号を入力して「送信先の追加」をタップすると送信先設定ができます。
送信先設定が終わったら、送りたいファイルを選択して最後に「送信の確認」をタップし、全体を最終確認します。特に問題なければそのまま送信して完了です!なお、送信先番号の欄は「カンマ」で区切れば10番号まで追加できます。つまり10件に同時送信が可能です。
相手に送信できたかを確認するには、右上の3本線をタップすると表示される一覧から「FAX送信履歴」を選択すると確認できます。
FAX送信履歴をタップすると、「FAX送信履歴一覧」が表示されます。中程のところに送信済みのFAXの相手先番号や送信日時、枚数が表示されますので履歴を確認することができます。

送信可能なファイル形式
メッセージプラスで送信可能となるファイル形式やバージョンは下記の通りです。
まずは、管理画面の「FAX送信」から送信する際にサポートしているファイル形式です。
ワードやエクセル、JPEGやTIFFファイルなどもサポートされています。なお、アプリからのFAX送信の場合もこれらのファイルがサポートされています。
続いて、「メールFAX送信」のサポートファイルです。
メールFAXの際のサポートファイルも管理画面からのサポートファイルと同一ですが、TIFF(高密度の画像データファイル)に関しては但し書きがありますので、注意が必要です。とは言え、基本的に日常使用しているファイルであれば問題なく送信できます。

カスタマーサポートはメール・電話OK
メッセージプラスの利用方法や問い合わせに対する対応は、メールもしくは電話でのサポートとなります。
受付時間が決められている電話(音声通話)だけでなく、24時間いつでも送信できる「メール」でサポートしてもらえるのは助かります。
メッセージプラス カスタマーサポート
050-3385-7533
Eメール mplus-support@accel.co.jp
電話受付時間:月曜日~金曜日(土曜・日曜・祝祭日除く)9時~17時
メッセージプラスの惜しいところ
メッセージプラスの特徴を生かして、ビジネスや顧客サービスを充実させている方は多いと思いますが、ここが「惜しい!」という部分もあります。ここでは、3点ほど挙げたいと思います。
無料トライアル(お試し)がない
インターネットFAXを提供しているサービス元では、自社ネットFAXの機能を一定期間(たいてい1ヶ月)無料で試せる「無料トライアル」(お試し)期間を設けているケースもあります。
メッセージプラスでは、そのような無料で一定期間使用できるサービスはありません。
実際の申し込み画面でも、無料トライアルのボタンはありません(^_^;)お試し期間がないので、最初から有料プラン(月払いor年払い)を申し込むことになります。
無料トライアルがあれば、実際に送受信機能の使い勝手や、アプリなどの操作方法が簡単なのかなど知りたい機能を試せるのですが、お試し期間がないのはちょっと残念なところと言えます。

海外への送信ができない
eFaxやjFaxのように海外へFAX送信ができるインターネットFAXもありますが、メッセージプラスでは現在海外へのFAX送信はできません。
日本国内のFAX番号・メッセージプラス電話番号宛のFAX送信のみが可能です。
海外の顧客へのFAX送信・メッセージ送信がどうしても必要な企業や個人には向かないかもしれませんね。
なお海外からのFAXやメッセージの受信はできます。
但し、海外の国際電話がNTTコミュニケーションズの050で始まるIP電話番号へ接続できない場合は、メッセージプラスへの送信もできません。
月払いでは初期費用が必要
メッセージプラスには、月払いプランと年払いプランがありますが、月払いプランの場合は契約時点で初期費用として1,100円が必要となります。名目としては「登録事務手数料」となっていますが、一般的な「初期費用」と考えて差し支えありません。
もちろんこれは初回だけなのですが、年払いプランには必要のない費用なのでちょっとだけ不公平さを感じます。コストカットの観点でも残念な点と言えるでしょう。
メッセージプラスには「無料トライアル」が設定されていないだけに、せめて年払い・月払いともに初期費用は0円!というサービスをお願いしたいものです・・・。
メッセージプラスを運営している会社について
メッセージプラスを運営しているのは『アクセルコミュニケーションズ』という企業で、平成22年6月11日愛知県で設立されました。本社所在地は愛知県名古屋市名東区本郷二丁目218番地となっています。
ITのバリアフリー化を目指して企業展開していますが、その中でも大きな軸となっているのがインターネットFAX事業『メッセージプラス』です。
カスタマーサポートのデスクはメールと電話の両方で対応してくれます。
メールでの問い合わせの場合、概ね24時間以内には返信がもらえます。電話の場合もほとんど待たずに応答してくれます。
メッセージプラスのサポートについては、安心して利用できるサービスです。
社名 |
株式会社 アクセルコミュニケーションズ |
本社設立年月日 | 2010年6月11日 |
サポートデスク 電話 |
050-3533-1212 |
サポートデスク E-mail |
mplus-support@accel.co.jp |
所在地 | 〈本社〉 〒465-0024 愛知県名古屋市名東区本郷二丁目218番地 |
「メッセージプラス」のメリット・デメリットまとめ
「受信」完全無料のサービスと多様な機能で使い勝手の良いメッセージプラスですが、幾つか気になるデメリットもあります。ここでは、メリットとデメリットの両方をまとめてみました。インターネットFAX選びの参考にしてください。
メリット
メリット
・「受信無料」なので主に受信専用FAXであれば、業界最安値。
・アプリがあるので外出先でもスマホから簡単送受信
・留守番電話・メッセージ受信機能があるので重要度の高いFAXが来ても安心
・メッセージプラス同士は送受信が完全無料
・電話をかけなくてもWEB上で解約手続きが行える
▲「契約内容の変更」から解約手続きが可能
デメリット
デメリット
・送信料金に無料枠がなく16円/枚と少々割高
・市外局番を選べず050番号しか発番されない。050以下の番号も一切選択できない
・音声メッセージが入れられるが「通話」をすることができない
・メールFAX機能を使うには最初に設定が必要で少し面倒
メッセージプラスはこんな方におすすめ
メッセージプラス、どんな人におすすめなのかまとめてみました。
「メッセージプラス」こんな方におすすめ
- お店の予約受付など主に「受信」機能しかいらない!という人に
- 通話機能は不要だけどFAX番号でメッセージの録音ができると安心!という人に
- iOSでもアンドロイドでも使える便利なアプリはマストでしょ!という人に
- 長く使いたいのでお得な「年払い」プランがほしい!という人に
- 送信先の着信表示に国番号(+81)を入れたくない!という人に
メッセージプラスの送信機能は国内専用のサービスなので、海外へのFAX送信はできません。FAX送信先の着信表示は「050-○○○○ー○○○○」と自分の番号がそのまま表示されます。
インターネットFAXサービスの中には、国番号(日本は81)が必ず表示されてしまうケースもあり、「どこからのFAXなの???」と幾らか不信感を招く場合もあります。
例えばネットFAXシェアNo.1の『eFax』は、「日本国内から日本国内へ」送信したFAXであっても、一旦アメリカのサーバーに送られて、そこから改めて日本国内の相手先に送信されます。つまり国内同士のFAXであっても「国際FAX」の扱いとなるため、どうしても国番号が付いてしまうのです。
しかし、メッセージプラスの場合は日本国内専用サービスとなり、海外のサーバーを経由してFAXの送信をすることはありませんので当然「国番号」も付きません。相手先FAX機の表示画面にも国番号が表示されず、不信感を持たせてしまうこともないので、その点でもメッセージプラスなら安心です!
メッセージプラスは、FAX送信を大量に必要とするユーザーには向きません。でも、ほぼ受信専門で外出先でもアプリで簡単にFAXを送受信したり、WEB上で気軽に解約手続きもできたりするサービスを必要とする人にはとても向いていると言えます!