コンビニFAX

コンビニFAXを使ってみた!主要6社の送信・受信料金詳細と使い方

※本記事にはプロモーションが含まれています。

テレワークを始めたけど、自宅にFAX機がなくて困る…という場合や、外出先で急きょFAXの利用(送受信)が必要な時に便利なのが、コンビニの「マルチコピー機」です。

マルチコピー機ではコピー・公的書類の発行・写真プリント・チケットの購入などに加えて、FAXの送信と受信もできるようになっています。

でも、コンビニのマルチコピー機でFAXを初めて使う方や、時々しか使わない方にとっては…

などなど、気になることも多いですよね。

そこでこの記事では、特に店舗数の多い以下6社のコンビニに設置されているマルチコピー機でのFAX送信料金・受信料金を紹介していきます。

FAXができる人気コンビニ6社!(店舗数順)

  • セブン‐イレブン(21,551店 /24年4月)
  • ファミリーマート(16,056店 /24年4月)
  • ローソン(14,631店 /24年2月)
  • ミニストップ(1,856店 /24年3月)
  • デイリーヤマザキ(1,169店 /24年4月)
  • ポプラ(62店 /23年2月)

 

他にも、コンビニFAXの使い方や注意点など、コンビニFAXのすべてをすっきり解説しています。

  • 近くにマルチコピーのあるコンビニがない…
  • コンビニFAXは便利だけど、利用する頻度が高いので割高…

という方におすすめの「インターネットFAX」についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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コンビニFAXとは?

コンビニFAXとは、コンビニに設置されている「マルチコピー機」を使ってFAXの送受信ができるサービスのことです。

シャープ公式サイト(https://jp.sharp/)より

近年、大手のコンビニには基本的に「マルチコピー機」が設置されるようになりました。

「マルチコピー機」ではコピーや写真プリント以外にもチケット発券や行政サービスなどたくさんの機能があり、1度はお使いになったことがあるかもしれません。

実は「マルチコピー機」には「FAX」も機能も搭載されています。

FAXを使う企業や世帯もどんどん減ってきており、総務省の調査によると2012年にはスマホに、2017年にはタブレット型端末に普及率が抜かれてるほどで、たまにしかFAXを使わないという方が多いのではないでしょうか。

FAXの普及率

FAXの普及率はどんどん減って33%(家庭)出典:総務省 通信利用動向調査

そんな方には、コンビニの「マルチコピー機」がおススメです!

固定電話回線を契約したりFAX機を購入して設備を整えるよりも、コンビニのマルチコピー機でFAXを使う方がコスパもよくなりますし。意外とかさばるFAX機を自宅やオフィスに置かなくてよくなれば、スッキリしてスペースをもっと有効に使えます。

 

コンビニFAXの使い方は?

マルチコピー機でのFAXの使い方はとっても簡単です!

 

コンビニFAXの送信方法

送信するには、コピーを取るときと同じような感覚で、手順は以下の通りです。

  1. 送信する原稿をマルチコピー機の読み取りガラスにセットする
  2. タッチパネルで宛先番号を入力し、サイズや濃度などいくつかの設定を決めスキャンする
  3. お金を入れて、送信ボタンを押す

参考:マルチコピー機でのFAX送信方法  icon-external-link (セブン‐イレブン公式サイト)

編集部が実際にコンビニFAXで送信した様子はこちらでご紹介

 

コンビニFAXの受信方法

受信するには、マルチコピー機のFAX番号に送ってもらうのではなく、「クロネコFAX」というサービスを経由して受け取ります

「クロネコFAX」とは、宅急便でおなじみのヤマト運輸の関連企業「ヤマトシステム開発」が運営しているFAXの送受信サービスです。

クロネコFAXを利用したFAX受信の手順は以下の通りです。

  1. 送信者はクロネコFAXに送信すると10桁の文書番号が通知さるので、受信する人に伝える
  2. 受信者は、コンビニのマルチコピー機に10桁の文書番号を入力する
  3. お金を入れて受信を開始する

一般的に自宅やオフィスで電話回線を利用するFAXは受信料金はがかかりませんが、コンビニでFAXを受信すると料金がかかります

編集部が実際にコンビニFAXで受信した様子はこちらでご紹介

 

コンビニ大手6社のFAX料金をチェック

コンビニでFAXを送信、受信にかかる料金をご紹介します。

国内店舗数が多い順にご紹介していきます。

コンビニ6社のFAX送信・受信料金
  送信料金 受信料金 海外への送信
セブン‐イレブン 50円/枚 不可 不可
ファミリーマート 50円/枚 50円/枚 100~150円
ローソン 50円/枚 50円/枚 100~150円
ミニストップ 50円/枚 50円/枚 100~150円
デイリーヤマザキ 50~60円/枚 50円/枚 120~180円
ポプラ 50円/枚 50円/枚 不可

※受信はすべて「クロネコFAX」の料金です。

コンビニFAXの送信料金は、どこも基本的に1枚あたり50円となっています。

デイリーヤマザキは、送信画質を選択できる機能があり、ノーマルは50円、ファイン(高画質)は10円高い60円となっています。

受信は、セブン‐イレブン以外の5社が「クロネコFAX」に対応しており、1枚あたり50円です。

海外への送信は、セブン‐イレブンとポプラ以外の4社が対応しています。

海外送信の料金は、4社ともに国番号が「1」から始まるFAX番号へは1枚あたり100円、「1」以外の国番号から始まるFAX番号ヘは1枚あたり150円です。

国番号「1」のエリアとは?

「1」から始まる国番号の地域は、ハワイやグアム近辺、アメリカやカナダの北アメリカ、ジャマイカやプエルトリコ、ドミニカ、バハマといったの中央アメリカが含まれています。

お隣の韓国や台湾など日本を含むアジア圏は「8」から始まります。

店舗数は多いけどFAXの情報がないコンビニも

編集部が調査したところ、店舗数においては「デイリーヤマザキ」と「ポプラ」の間に「セイコーマート」「まいばすけっと」「NewDays」の3社が入ってきます。

知名度がある人気のコンビニですが、この3社のウェブサイトなどからFAXに関する情報は見つけることができず、編集部がある地域の周りにも店舗がないため、残念ながら情報を確認することができませんでした。

ご存知の方がおられたら、ページ一番下のコメント欄から情報をいただけるとうれしいです!

 

コンビニFAXを実際に使ってみた

ローソン公式サイト(http://www.lawson.co.jp/company/)より

編集部でも実際にコンビニFAXを利用してみました。

今回利用したのは、送信も受信も両方できる「ローソン」です。

ローソンのマルチコピー機でFAXを送信・受信をする流れを画像を使って解説しますので、参考にしてください。

ローソン以外のコンビニでの操作方法は違うの?

ローソンのマルチコピー機と同じ機種が「ファミリーマート」「ミニストップ」「ポプラ」でも導入されています。

この4社であれば操作方法は同じですが、店舗によって機種が異なる場合があります。

また、「クロネコFAX」の操作手順は、別の機種でも流れは同じようになります。

※お詫び:編集部が直接マルチコピー機を撮影しているため、タッチパネルに蛍光灯の光が写り込んで見えにくい部分があります。また、ローソンでは2020年に新しい機種への入れ替えが行われていますので、ナビ画面や手順が変わっている可能性があります。ご了承ください。

 

コンビニでFAXを送信してみた

ローソンに設置されているシャープ製のマルチコピー機

今回利用したローソンでは、入り口のすぐ近くにマルチコピー機が設置されていました。

ローソンは次モデルを導入済み!

ちょっとマニアックな話ですが、上の写真のマルチコピー機はシャープ製の「MX-3610DS」というモデルです。

2020年3月からは「MX-3631DS」という次のモデルを導入しています。

15インチのタッチスクリーンを搭載し、新しい用紙タイプに対応した高機能モデルです。

実は、コンビニのマルチコピー機も気づかないうちにどんどんアップデートされているんですね!

では早速、このマルチコピー機を使って実際にFAXを送信してみましょう!

 

step
1
メニュー画面からFAXを選ぶ

まず、操作パネル(液晶画面)メニューから「ファクス」を選択します。

次に、「ファクス送信」を選択します。

今回は、一般的なFAX番号に送信します。

続いて、「ご利用上の同意事項」を確認します。

送信エラーの際の料金の取り扱いや、送信できないFAX番号など、送信時の注意事項が表示されますので、初めて利用する時はよく確認しましょう。

問題なければ「同意する」を選択します。

 

step
2
FAXの送信先を決める

次に、国内または海外を選択します。

今回は国内の相手に送信します。

次に、送信先のFAX番号を「市外局番」から入力します。

入力したら「次へ」を選択します。

 

step
3
FAX原稿をセットしスキャンする

送信する原稿をマルチコピー機のガラス面にセットする方法の案内が表示されます。

原稿を置く方向などが親切に表示されますので、その通りに置いてください。

案内がこの時点で表示されるだけですので、画面操作を始める前にセットしても問題ありません。

原稿の置き方はコピーを取る時と同じですので、カンタンです。

左上の矢印マークに原稿の左上カドを合わせましょう。

原稿を正しく置いたら原稿台カバーをおろし、画面右下の「原稿読込」を選択すると原稿のスキャンが始まります。

スキャンが終わると、読み取り画像が表示されます。

正しく読み取られていなければ、「再読込」ボタンを選択します。

 

step
4
お金を投入しFAXを送信する

原稿のスキャンが終わったら、「合計金額」を確認し、お金を料金収受機に入れます。

必要な金額が投入できたら、右下の「送信スタート」を選択します。

送信内容の最終確認がありますので目を通し、問題がなければ「OK」を選択すると、送信が開始されます。

送信が開始されました。

なにか問題に気が付いたら、「送信中止」を選択するこができます。

送信にはどのくらい時間がかかる?

FAX原稿1枚の送信に1分ほど時間がかかりました。

わりと時間がかかるように感じるかもしれませんが、送信している間は画面に出てくるかわいい「間違い探し」を楽しむことができるので、気が付いたら終わったという感じです。

混んでいるときには申し訳ない気持ちになるかもしれませんが、この間違い探しに集中して終わるのを待ちましょう。

送信が完了すると、「原稿の内容をマルチコピー機のメモリーから消去しています」と表示されるので、安心して利用できそうです。

 

step
5
FAXの送信結果を出力する

送信後の画面右下には、「送信結果表」をプリントできるようになっています。

送信結果が気になるようでしたら、「プリントする」を選択します。

ローソンの「送信結果」は、送信したFAX原稿をメインに上部や下部に送信日時と枚数が表示される形式でプリントされます。

他社のマルチコピー機では、送信したFAX原稿は含まれず、送信日時や送信が成功したかどうかだけが表示される形式でプリントされるケースもあります。

 

step
6
FAX送信を終了する

送信結果のプリントが終わると、「続けてファクス」または「ファクスを終了する」を選択できます。

今回は「ファクスを終了する」を選びます。

最後に領収書の発行を選択できます。

今回は「領収書を発行する」を選んでみます。

マルチコピー機の横にある料金収受機から領収書(レシート)が出てきます。

領収書には自分で名前を書いて利用できます。

操作パネルが最初のメニュー画面に戻っていれば完了です。

読み取りガラスにセットしたFAX原稿は忘れずに持って帰りましょう!!

全体でどのくらい時間がかかる?

FAX原稿を1枚送るのに、所要時間は3~4分ほどでした。

ちなみにローソンの場合、支払いは硬貨のみで、お札や電子マネーは利用できません。

 

コンビニでFAXを受信してみた

FAXの受信もしてみました。

コンビニでFAXを受信する場合は、マルチコピー機に直接FAXが送られてくるのではなく、「クロネコFAX」というサービスを経由してFAXデータをプリントする、という流れになります。

詳しく見ていきましょう。

 

step
1
メニュー画面からクロネコFAXを選ぶ

クロネコFAXに預けたFAXを、ローソンのマルチコピー機で受け取ってみましょう。

まず、マルチコピー機の操作パネルから「ファクス」を選択します。

「ファクス」ボタンには「クロネコFAX」の表示があるので、わかりやすいですね。

次に、「クロネコFAX」を選択します。

そして、「預ける」または「受け取る」かを選択します。

クロネコFAXにFAXを預けるなら、「預ける」を選択します。

今回は、クロネコFAXに預けているFAXを受け取りますので「受け取る」を選択します。

続いて、FAXの受け取りに関する注意事項が表示されますので、確認後「同意する」を選択します。

 

step
2
文書番号を入力する

次の画面で、預けているFAXの文書番号を10桁入力します。

入力後、間違いがないことを確認したら「次へ」を選択します。

 

step
3
お金を投入しFAXを受信する

入力した「文書番号」に基づいて、預けてあるFAXの枚数や料金が表示されます。

お金を料金収受機に投入し、「OK」を選択します。

受信が始まり、プリントされるのを待ちます。

受信にはどのくらい時間がかかる?

FAX原稿1枚の送信に1分ほど時間がかかりました。

わりと時間がかかるように感じるかもしれませんが、送信している間は画面に出てくるかわいい「間違い探し」を楽しむことができるので、気が付いたら終わったという感じです。

混んでいるときには申し訳ない気持ちになるかもしれませんが、この間違い探しに集中して終わるのを待ちましょう。

 

step
4
FAX受信を終了する

FAXのプリントが終わると「続けてファクス」または「ファクスを終了する」を選択できます。

今回は、「ファクスを終了する」を選択します。

最後に領収書の発行を選択できます。

「領収書を発行する」を選択すると、マルチコピー機横の料金収受機から領収書(レシート)がプリントされます。

操作パネルが最初のメニュー画面に戻っていれば完了です。

全体でどのくらい時間がかかる?

FAX原稿を1枚受け取るのに、所要時間は3~4分ほどでした。

ちなみにローソンの場合、支払いは硬貨のみで、お札や電子マネーは利用できません。

 

クロネコFAXの送り方は?

コンビニのマルチコピー機でFAXを受信できるようにするには、クロネコFAXへFAXを送信します。

送信は、家やオフィスのFAX機から、またコンビニのマルチコピー機から送ることができます。

家やオフィスのFAX機の場合、クロネコFAXのFAX受付番号「0570-05-1000」に送信します。

送る側(送信元)がIP電話(050)の場合は、「03-5633-5620」がFAX受付番号になりますのでご注意ください。

FAX送信後に、クロネコFAXから返信FAXが届きます。

FAXは「ファクシミリ文書受付完了通知」というもので、内容の中に「文書番号」という項目で10桁の数字が記載されています。

非通知設定に注意!

FAX機が非通知設定になっているとクロネコFAXからの返信FAXが届きません。

必ず通知設定にしてから送信しましょう。

この番号がコンビニでFAXを受け取るために必要となりますので、このFAXは相手が預けたFAXを受け取るまで絶対に紛失しないよう注意しましょう!

また、「文書保存期間」という項目には相手が受け取れる期限が載っていて、2日後の午前0時までとなっています。

実質次の日までとなりますが、期限を過ぎると預けたFAXは消去されてしまうので、受け取る相手にも期限を伝えておくと良いかもしれません。

 

FAXが使えるコンビニの探し方

ご紹介している6社のコンビニであればどの店舗にもマルチコピー機が設置されていてFAXが利用できる、というわけではありません。

それで、もしコンビニに行って「マルチコピー機が設置されていなかった…」なんてことにはならないように、FAXが使えるコンビニの探し方をご紹介します。

大手コンビニ6社は全て公式ウェブサイトの店舗検索で、マルチコピー機が設置されている店舗を絞り込んで検索することが可能です。

 

コンビニ6社のマルチコピー検索方法
  検索項目 リンク先
セブン‐イレブン マルチコピー機 https://www.sej.co.jp/shop/  icon-external-link
ファミリーマート マルチコピー https://www.family.co.jp/store.html  icon-external-link
ローソン マルチコピー機 https://www.e-map.ne.jp/p/lawson/  icon-external-link
ミニストップ マルチコピー(シャープ) https://map.ministop.co.jp/  icon-external-link
デイリーヤマザキ マルチコピー https://www.areamarker.com/daily-yamazaki/map  icon-external-link
ポプラ 行政サービス https://www.poplar-cvs.co.jp/shop_search/  icon-external-link

ポプラには「マルチコピー」の項目はありませんが、行政サービスに対応している店舗ではマルチコピー機が利用できますので、「行政サービス」にチェックを入れて検索してください。

ポプラの店舗検索画面

 

コンビニ大手6社のマルチコピー機は?

「マルチコピー機」は、FAXだけでなく、モノクロまたはカラーのコピー、インターネットでデータを送ってプリントアウトするネットプリント、写真プリントやスキャンなどの一般的なコピー機と同じ機能があります。

それだけでなく、チケットの発券、住民票のプリントや印鑑証明書などの行政サービス、短期保険の申込といったサービスもマルチコピー機を通して受けることができます。

例えば、ファミリーマートのマルチコピー機は、大まかなジャンルだけでも20の機能があり、「マルチ」に活躍する複合機として今やコンビニサービスのスタンダードとなっています。

そもそも、コンビニでのプリントサービスはセブン-イレブンが最初で、1990年代後半にセルフコピー機を導入したことが始まりでした。

1990年代の終わり頃にはマルチコピー機にFAXの機能も追加され、2000年代半ばにはマルチコピー機を全面導入していき、普及していきました。

ファミリーマートやローソンなど、他のコンビニも追う形で次々と導入し、どのコンビニも大手プリンターブランドのマルチコピー機を導入しています。

 

コンビニ6社が導入しているマルチコピー機
  マルチコピー機 導入時期
セブン‐イレブン 富士フイルムBI 2021年10月
ファミリーマート シャープ
MX-3631DS
2021年12月
ローソン シャープ
MX-3631DS
2020年3月
ミニストップ シャープ
MX-3631DS
2023年12月
デイリーヤマザキ 京セラドキュメントソリューションズ
TASKalfa 2552ci(MC)
2018年10月
ポプラ シャープ
MX-3610DS
2017年9月

ちなみに、デイリーヤマザキと同じ京セラの機種を「セイコーマート」系列が導入しています。

さらに、100円ショップの「ザ・ダイソー」、「イオン」系列、「ライフ」、「ウェルシア」などコンビニ以外のお店でも、「リコー」のマルチコピー機が導入されている店舗が多いようです。

コンビニよりも近くにそれらのお店があれば、寄ってみる価値ありです!

 

コンビニFAXのデメリット

ここまでコンビニFAXの良いところや便利な点についてご紹介しましたが、コンビニのFAXには「デメリット」になる点もあるのでご紹介します。

コンビニFAXのデメリットは次の4つです。

 

送受信の枚数がかさむと割高になる

コンビニFAXの料金は、一般的に送受信とも1枚あたり50円(国内)です。

しかし、通常の電話回線で利用すると、FAXの料金の目安は、

  • 送信:同一市内で税込9.35円~/枚、県内で税込11円~22円~/枚
  • 受信:無料

となるので、コンビニFAXの料金のほうが高額です。

さらに、ビジネス用途でFAXを送信する場合、「送付状(カバーページ)」を付けるのがマナーですよね。

そのため、用件は1枚でも送付状を含めると2枚以上のFAXを毎回送信することになりますので、その分料金もかさみます

ひと月当たりの送受信枚数が多いなら、この後紹介するインターネットFAXの利用を検討することをお勧めします。

 

送信できない番号がある

コンビニのFAXからは送信できないFAX番号があります。

コンビニによって送信できないFAX番号が違うので、調査してみました。

セブン‐イレブン

セブン‐イレブンのFAXに関する注意書き

セブンイレブンは番号を非通知で送信するため、非通知の受信拒否を設定している相手には届きません。

 

ファミリーマート、ローソン

ファミリーマート・ローソンのFAXに関する注意書き

ファミリーマート、ローソンでは送信できない番号の種類が多めで、広く使われている050から始まるFAX番号にも送信できないので注意してください。

 

ミニストップ

ミニストップのFAXに関する注意書き

 

コンビニ別「送信できない番号」まとめ

まとめると次のようになります。

コンビニ6社の送信できない番号
  国内送信 海外送信 クロネコFAX送信
セブン‐イレブン 非通知受信拒否 0100、00 00XX、020、030、040、060、0840、0990、0170、0180
ファミリーマート 00、020、030、040、050、060、0570、0840、0990、0170、0180 - 00XX、020、030、040、060、0840、0990、0170、0180
ローソン 00、020、030、040、050、060、0570、0840、0990、0170、0180 - 00XX、020、030、040、060、0840、0990、0170、0180
ミニストップ 00、020、030、040、060、0840、0990、0170、0180 - 00XX、020、030、040、060、0840、0990、0170、0180
デイリーヤマザキ 記載なし - 00XX、020、030、040、060、0840、0990、0170、0180
ポプラ 記載なし - 00XX、020、030、040、060、0840、0990、0170、0180

 

セキュリティの心配がある

実際に使ってみて気になった点ですが、コンビニのFAXでは、使っている最中に不特定多数の人たちが後ろを通ることがあります。

意識的ではないとしても、FAX内容が他の人の目に触れてしまうということは気になるところです。

また、FAX原稿をマルチコピー機に置き忘れてしまうというリスクも常にあります。

ビジネス用など、機密事項を含むFAXを送受信する必要がある場合は、十分注意が必要になりますので、あまり利用をおすすめできません。

 

すぐに使えないことがある

コンビニのマルチコピー機はコピーやFAXだけでなく、写真プリント、行政サービス、各種チケットの発行など、多種多様な用途で利用することができます。

そのため、利用待ちの列ができていることもあり、数分から10分以上待つことも珍しくありません。

特にお昼時(12:00~13:00の間)はコンビニ利用客が集中し、マルチコピー機にも利用者が増えるため、どうしても待ち時間が発生するケースが多い傾向にあります。

お昼時や、手続きなどで利用しているお客さんとタイミングが重なってしまうと、「急いでFAXを送信・受信したいのに何分か待たないといけない」となるので、ビジネスでは致命的なデメリットと言えます。

 

コンビニFAXのデメリットまとめ

コンビニFAXのデメリットを4つご紹介しました。

コンビニFAXのデメリット

  • 送受信枚数が多いと割高になる
  • 送信できない番号がある
  • セキュリティ上の問題あり
  • 混雑しているとすぐに使えない

こうしたデメリットが気になるようであれば、メールでFAXの送受信ができるサービス「インターネットFAX」を利用するのがおすすめです。

▼インターネットFAXについて詳しくはこちら

全インターネットFAX20社を徹底比較!

 



 

インターネットFAXとコンビニFAXの料金比較

  • インターネットFAX気になるけど、料金はいくらかかるの?
  • 契約するよりコンビニFAXの方が安いんじゃない?

という方のために、コンビニFAXとインターネットFAXの料金を比較してみました。

インターネットFAXは、低価格帯で国内シェア率が高いjFax(ジェーファックス)を、コンビニFAXは送信・受信に対応しているファミリーマート、ローソンを比較対象にしてみます。

 

コンビニFAXとインターネットFAXの料金比較(国内)
  コンビニFAX
(例:ファミリーマート、ローソン等)
インターネットFAX
(例:jFax)
月額料金 なし 1,089円
送信料金 50円 /枚 50枚 /月 まで無料
受信料金 50円 /枚 100枚 /月 まで無料
送受信 10枚 /月 500円 1,089円
送受信 20枚 /月 1,000円 1,089円
送受信 30枚 /月 1,500円 1,089円

 

海外への送信料金は?

コンビニFAXの場合、国番号「1」から始まるアメリカやカナダへ送信するには1枚あたり100円の料金がかかります。

インターネットFAXのjFaxではアメリカやカナダへは1枚あたり11円で送信できます。

 

インターネットFAXでは月額料金がかかりますが、送信・受信の「無料枠」があるので、ひと月に一定の枚数以上送受信する場合はコンビニFAXより安くなります。

毎月送受信合わせて22枚以上なら、コンビニFAXよりインターネットFAX(jFax)のほうが安くなります

また、コンビニは近くの店舗を探して移動したり、お金を準備しなければなりませんが、インターネットFAXなら、ネット環境とモバイル機器かPCがあれば、自分専用のFAX番号を取得して使い始められるので、FAXが必要な時に「いつでもその場で」「低価格で」FAXができます

インターネットFAXで最もおすすめのサービスは「jFax」

jFax

jFax公式サイトより

jFaxは月額1,089円で送信は50枚、受信は100枚まで無料。

FAX番号は、申込で登録する住所が東京または大阪なら「03」「06」の番号を取得でき、それ以外の住所は「050」を取得します。

jFaxを使ってみる

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重要な点まとめ

この記事ではコンビニFAXの料金や使い方、デメリットについてご紹介しました。

最後に重要な点のまとめです。

コンビニでのFAX料金は、基本的にどの店舗でも同じで、

  • 送信:1枚50円
  • 受信:1枚50円
  • 海外への送信:1枚100~150円

です。(セブン‐イレブンでは受信ができません)

時々しかFAXを利用しない方にとっては、とても便利なサービスですね。

ただし、コンビニFAXには以下のようなデメリットもあります。

コンビニFAXのデメリット

  • 送受信枚数が多いと割高になる
  • 送信できない番号がある
  • セキュリティ上の問題あり
  • 混雑しているとすぐに使えない

以上のようなデメリットが気になる方や、月に送信・受信合わせてだいたい30枚以上FAXを利用する方には、「インターネットFAX」がおすすめです。

  • インターネットFAXって何?
  • おすすめのネットFAXはどれ?

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