Toones(ツーネス)が運営する秒速FAXについてお調べの皆さん。
「FAXは個人情報があるから国内回線を使用しているサービスがいいな・・・」
「ほとんど送信だけだから送信に特化して料金が安いところがいい!」
とお感じなら、秒速FAXに目を付けたのは鋭いです!枚数は多くないけど毎月送信が必要な人ならコスパを実感できます。利用してはじめてわかる「使いやすっ!」「安心して利用できる~」と実感できる機能もあるFAXサービスです。
海外サイトがあったり、違いが分かりにくかったりして、選ぶのが難しいネットFAXですが、秒速FAXは「選択肢に入れても安心なネットFAXサービス」で、2006年8月からサービスを提供しています。


そうなんです!秒速FAXなら、事務手数料などの初期費用はもちろん、なんと「月額料金」までが無料!送信料金は送った分だけ!ということで、送信に特化したサービスなんです。
もちろん「受信だって少しはするけどな~」というケースもありますよね。そんな方には受信もできる「秒速FAX Plus」もあります。
この記事では秒速FAX・秒速FAX Plusとライバルサービスとの比較や、特徴・操作方法も解説します。
もちろん、デメリットと言える点も「直球」で取り上げていますので、ぜひぜひネットFAX選びの参考にしてください!
秒速FAX・Plusの利用料金体系をザックリ理解
秒速FAXはFAX送信専用のサービスで、受信をすることはできません。送信に関しては完全従量制で、10円/枚で送信することができます。
秒速FAXの利用料金
初期費用 | 不要 |
月額基本料金 | 不要 |
受信にかかる費用 | 受信は不可 |
送信にかかる費用 | 1枚/10円 |
秒速FAXは送信専用のサービスなので、『秒速FAX 送信』という名称で扱われる場合もあります。
秒速FAXで「受信」をするためには、別途「秒速FAX Plus」というサービスに申し込む必要があります。
秒速FAX Plusの利用料金
初期費用 | 1,050円 |
月額基本料金 | 498円/798円/980円 |
送信にかかる費用 | 送信は不可 |
受信にかかる費用 | 1枚/8円or3円or無料 |
秒速FAXで送・受信の両方を行う場合には、秒速FAX(送信)と秒速FAX Plus(受信)の2つのサービスに申し込む必要があります。
秒速FAX Plusには月額基本料金がかかりますが、料金の違いによって1枚当りの受信料金が変わります。
980円のプランでは無料/枚、798円のプランで3円/枚そして498円のプランは8円/枚となります。
各プランの名称
月額980円のプラン=『ビジネスプラン』
月額798年のプラン=『ベーシックプラン』
月額498円のプラン=『SOHOプラン』

共通アカウントについて
送・受信の両方が必要な場合2サービスに申し込む必要がありますが、取得するアカウントは1つでOKです。
取得が必要なアカウントは「Toonesアカウント」というもので、秒速FAXのサービス元のアカウントとなります。
ただし、受信もできる秒速FAX Plusに申し込むにはアカントの取得のほかに、「本人確認」のステップが必要となります。
なお、送信専用の秒速FAXに申し込む際には、本人確認は不要です。
他社との利用料金の比較
インターネットFAXは月額(or年額)基本料金があるかないかだけでなく、送信と受信の枚数でも料金が変わってきます。枚数によって毎月かなりの金額が上下することになります。
インターネットFAX各社によって得意な利用枚数帯があり、自分の利用するパターンではどこが一番リーズナブルか?をチェックするのは大切です。
それで、受信枚数・送信枚数の各利用ケースごとのライバルサービスと比較をしました。以下の5つのサービスで比較します。
- 秒速FAX・秒速FAX Plus
- eFax
- jFax
- MOVFAX(モバックス)
- メッセージプラス
上記5つのサービスを、3つの利用パターンに分けて比較してみました。あなたの利用方法にあったパターンを参考に、一番安く利用できるか確認してみてください。
例1:ほぼ送信利用/利用枚数でライバルサービスと比較
FAX受信がない方はこの比較表をチェックしてください。
相手からの連絡は電話やメールがメインで、FAXで返信や用紙類が来ることはほとんどないケースを想定しています。
FAX送信だけ利用した場合、どのサービスが一番安く利用できるかを確認できます。
グラフで見ると月30枚(1日1枚ほど)送信するケースで秒速FAXはグラフにも表示されないほどの安さと言えます。月に90枚送信のケースでやっと登場してきますので、月額基本料がない分、低枚数での安さは突出しています。では実際の金額を表にしてみます。
秒速FAX | eFax | jFax | モバックス | メッセージプラス | |
1枚当たり 送信料金 |
10円 (無料枠なし) |
10円 (150枚まで無料) |
10円 (50枚まで無料) |
4円 (2枚で8円) |
15円 (無料枠なし) |
月30枚 (1日1枚) |
300円 | 1,500円 | 990円 | 1,220円 | 1,400円 |
月90枚 (1日3枚) |
900円 | 1,500円 | 1,390円 | 1,460円 | 2,300円 |
月150枚 (1日5枚) |
1,500円 | 1,500円 | 1,990円 | 1,700円 | 3,200円 |
月300枚 (1日10枚) |
3,000円 | 3,000円 | 3,490円 | 2,180円 | 5,450円 |
月450枚 (1日15枚) |
4,500円 | 4,500円 | 4,990円 | 2,900円 | 7,700円 |
月600枚 (1日20枚) |
6,000円 | 6,000円 | 6,490円 | 3,380円 | 9,950円 |
月1,000枚 (1日33枚) |
10,000円 | 10,000円 | 10,490円 | 5,060円 | 15,950円 |
秒速FAXの場合、送信枚数については「無料枠」はなく、10円/枚とそれほど安くはありません。
それでも月額基本料金がないため上表では、FAXの送信枚数が月間90枚まで(1日多くて3枚)なら秒速FAXが一番お得です。それ以上になり月間送付枚数が150枚まで(1日多くて5枚送信する)ならeFaxと同額での「最安値」となります。
1日1枚~3・4枚程度のFAX送信の場合、秒速FAXは非常にお勧めです!
例2:ほぼ受信利用/利用枚数でライバルサービスと比較
送信することはほぼないけど、受信はかなりしそうな人はここをチェックしてください。各社受信料金は決まった枚数まで無料にしているところが多いです。以下の各プラン別グラフからご覧ください。

ビジネスプランの場合
上のグラフは、受信もできる秒速FAX Plusの『ビジネスプラン』料金と他社料金との比較です。
ビジネスプランは月額料金が980円と最も高い分、受信料金は「無料」となっています。5社の比較では最安値はメッセージプラスですが、ほぼ同額なのが秒速FAX Plusとモバックスです。実際の金額を表にしました。
秒速FAX | eFax | jFax | モバックス | メッセージプラス | |
1枚当たり 受信料金 |
無料 |
150枚無料 (超過1枚10円) |
100枚無料 (超過1枚10円) |
1,000枚無料 (超過1枚10円) |
無料 |
月30枚 (1日1枚) |
980円 | 1,500円 | 990円 | 980円 | 950円 |
月90枚 (1日3枚) |
980円 | 1,500円 | 990円 | 980円 | 950円 |
月150枚 (1日5枚) |
980円 | 1,500円 | 1,490円 | 980円 | 950円 |
月300枚 (1日10枚) |
980円 | 3,000円 | 2,990円 | 980円 | 950円 |
月450枚 (1日15枚) |
980円 | 4,500円 | 4,490円 | 980円 | 950円 |
月600枚 (1日20枚) |
980円 | 6,000円 | 5,990円 | 980円 | 950円 |
月1,000枚 (1日33枚) |
980円 | 10,000円 | 9,990円 | 980円 | 950円 |
秒速FAXのビジネスプランとモバックスは月額980円、メッセージプラスは30円ほど安い950円となっています。
受信だけの場合『ビジネスプラン』の料金自体は他社の安いプランとほぼ横並なので、秒速FAX Plusのメリットはありません
ベーシックプランの場合
上のグラフは、受信もできる秒速FAX Plusの『ベーシックプラン』料金と他社料金との比較です。
ベーシックプランは月額料金が780円とビジネスプランよりもやすいですが、受信料金は3円/枚となっています。実際の金額を表にしました。
秒速FAX | eFax | jFax | モバックス | メッセージプラス | |
1枚当たり 受信料金 |
3円 |
150枚無料 (超過1枚10円) |
100枚無料 (超過1枚10円) |
1,000枚無料 (超過1枚10円) |
無料 |
月30枚 (1日1枚) |
888円 | 1,500円 | 990円 | 980円 | 950円 |
月90枚 (1日3枚) |
1,068円 | 1,500円 | 990円 | 980円 | 950円 |
月150枚 (1日5枚) |
1,248円 | 1,500円 | 1,490円 | 980円 | 950円 |
月300枚 (1日10枚) |
1,698円 | 3,000円 | 2,990円 | 980円 | 950円 |
月450枚 (1日15枚) |
2,148円 | 4,500円 | 4,490円 | 980円 | 950円 |
月600枚 (1日20枚) |
2,598円 | 6,000円 | 5,990円 | 980円 | 950円 |
月1,000枚 (1日33枚) |
3,798円 | 10,000円 | 9,990円 | 980円 | 950円 |
秒速FAXのベーシックプランは1日1枚程度の受信枚数であれば、月額888円なので最安値と言えます。
『ベーシックプラン』を契約して、月間30枚か多くても50枚以内に受信枚数を抑えれば最安値です!
SOHOプランの場合
上のグラフは、受信もできる秒速FAX Plusの『SOHOプラン』料金と他社料金との比較です。
SOHOプランは月額料金が498円と全プランのうち最も安いですが、受信料金は8円/枚と最も高額となります。実際の金額を表にしました。
秒速FAX | eFax | jFax | モバックス | メッセージプラス | |
1枚当たり 受信料金 |
8円/枚 |
150枚無料 (超過1枚10円) |
100枚無料 (超過1枚10円) |
1,000枚無料 (超過1枚10円) |
無料 |
月30枚 (1日1枚) |
738円 | 1,500円 | 990円 | 980円 | 950円 |
月90枚 (1日3枚) |
1,218円 | 1,500円 | 990円 | 980円 | 950円 |
月150枚 (1日5枚) |
1,698円 | 1,500円 | 1,490円 | 980円 | 950円 |
月300枚 (1日10枚) |
2,898円 | 3,000円 | 2,990円 | 980円 | 950円 |
月450枚 (1日15枚) |
4,098円 | 4,500円 | 4,490円 | 980円 | 950円 |
月600枚 (1日20枚) |
5,298円 | 6,000円 | 5,990円 | 980円 | 950円 |
月1,000枚 (1日33枚) |
8,498円 | 10,000円 | 9,990円 | 980円 | 950円 |
秒速FAXのSOHOプラン(基本料金498円)は1日1枚程度の受信枚数であれば、1ヶ月当りの料金が738円ほどなので、ベーシックプランよりも安く「最安値」と言えます。
『SOHOプラン』を契約して、月間30枚か多くても56枚以内(1,86枚/日)に受信枚数を抑えれば最安値です!
例3:送信・受信の両方利用/利用枚数でライバルサービス比較
送信も受信もそれなりに利用する場合は、こちらを参考にしてください。ただし、分かりやすくまとめるために送信枚数と受信枚数を同枚数にして比較しています。
なお、受信については秒速FAX Plusの『ベーシックプラン』で比較しています。
秒速FAXで送信だけ利用する場合や、秒速FAX Plusで受信だけを「低枚数」利用する場合では料金の安さが際立っていましたが、やはり「送信」も「受信」もそれなりに利用する場合にはeFaxやjFaxが、枚数がさらに多くなるとモバックスの安さが目立ちますね。実際の金額を表にしてみます。
秒速FAX・Plus | eFax | jFax | モバックス | メッセージプラス | |
送信・受信 にかかる料金 |
・送信:1枚/10円 ・受信:1枚3円 |
・送信:1枚/10円(150枚まで無料) ・受信:150枚まで無料(超過1枚10円) |
・送信:1枚/10円(50枚まで無料) ・受信:100枚まで無料(超過1枚10円) |
・送信:1枚4円(2枚ごと8円) ・受信:1000枚まで無料(超過1枚8円) |
・送信:1枚/15円 ・受信:無料 |
月10枚 (1週間2.5枚) |
928円 | 1,500円 | 990円 | 1,020円 | 1,100円 |
月30枚 (1日1枚) |
1,188円 | 1,500円 | 990円 | 1,220円 | 1,400円 |
月90枚 (1日3枚) |
1,968円 | 1,500円 | 1,390円 | 1,460円 | 2,300円 |
月150枚 (1日5枚) |
2,748円 | 1,500円 | 2,490円 | 1,700円 | 3,200円 |
月300枚 (1日10枚) |
4,698円 | 4,500円 | 5,490円 | 2,180円 | 5,450円 |
月450枚 (1日15枚) |
6,648円 | 7,500円 | 8,490円 | 2,900円 | 7,700円 |
月600枚 (1日20枚) |
8,598円 | 10,500円 | 11,490円 | 3,380円 | 9,950円 |
月1,000枚 (1日33枚) |
13,798円 | 18,500円 | 19,490円 | 5,060円 | 15,950円 |
秒速FAX・Plusで送信・受信両方の利用となると、最安値とはなりません。それでも月30枚であればjFaxの990円に次いで安い1,188円で利用可能なので、大きな差があるとまでは言えませんね。
その一方で、1ヶ月間に30枚も送・受信しないよ!という人もいるかもしれません。1週間に2~3枚くらいの送・受信でOKというケースでは秒速FAX・Plusが安いと言えます。
受信は「ベーシックプラン(月額基本料金798円)」を選べば、月間送信10枚/受信10枚の送受信なら928円となり最安値です!
ライバルサービスとの利用料金比較のまとめ
秒速FAXの強みは、なんと言っても、FAX送信については月額基本料金がいらないというところです。
送信するたびに送信料金がかかりますが、月間90枚までなら最安値で利用できますので、1日3枚程度に抑えられるならばメリットが大きいと言えます。
そうは言っても受信だってするよ!という人にはやはり向きませんが、もしも1ヶ月で10枚の送信、10枚の受信程度に抑えられるならば、秒速FAX Plusも申し込むことを検討できるでしょう。
いずれにしても、秒速FAXの強みを生かすのであれば、送信も受信も低枚数に抑えることです!
秒速FAX PlusのFAXは全国7つの市外局番と050番
受信もできるサービスの『秒速FAX Plus』であれば、FAX番号の取得ができます。(送信専用の「秒速FAX送信」ではFAX番号の取得はできません)
選択できるのは日本国内の主要都市の7つの市外局番(東京03、埼玉048、千葉043、神奈川 川崎044、神奈川 横浜045、愛知052、大阪06)と050番号となります。
秒速FAX Plusでは、現在使用中のFAX番号をそのまま利用する(ナンバーポータビリティ)ことが可能です。
ナンバーポータビリティ可能なのは、現在の市外局番が03、043、044、045、048、052、06 で始まる番号のみです。
なお、ナンバーポータビリティには1番号につき1回のみ8,980円が必要です。
申し込み時に市外局番を選択後、その後に続く番号のリストが幾つか表示されるで、その中から好みのFAX番号を選択することができます。
050番号の場合も、それに続く番号を幾つかの候補の中から選択することができます。
050番号のメリット
ついつい「有名な」市外局番を選択したくなるものですが、050番号のメリットもあります。
例えば、全国から好みの市外局番を選べたり、東京03や大阪06を選べたりする場合でも事務所の移転や自宅の引っ越しによって住所とFAX番号がマッチしなくなるケースもあります。企業同士のやり取りなどの場合、住所と市外局番が異なることが相手に分かると、不信感を招くことも・・・
こんな事態を避けるためにも、最初から全国共通の050番号を持ってしまえば、FAX番号と住所がマッチしないなんてこともありませんから、どこに移転・引っ越ししても安心です。
1番号につき2回線を搭載
秒速FAX PlusのインターネットFAXでは、1番号に付き2回線が標準で搭載されています。
ですから1度に2つのFAXが着信したとしても、どちらも受信する事が可能です。
そういう意味では、2つのFAX番号を持っている場合と同じことが、1つの番号でできてしまいます!
同時に2着信まで対応しているということは、通話中になってFAX受信が遅れてしまったり、出来なくなってしまったりすることが非常に少なくなります。
先方が急ぎのFAXを送りたいときや、緊急な案件などがあっても安心ですね。
なお、同時に受信できるのは2着信までで3着信以上では対応していません。

予約配信機能がある
秒速FAX(送信)には、『予約配信機能』があります。ある特定の日時を事前に指定し、その時間になると送信依頼をした内容でFAX送信が始まります。予約可能期間は最大90日後までとなり、15分単位での時間予約となります。
相手先が受信を希望する時間帯や、深夜のうちに送っておきたい時などにパソコンの前にいなくても、時間になれば勝手に送信してくれるので、大変便利な機能です。
予約配信機能は、メールFAX送信からは設定することができず、ブラウザFAX送信からのみ設定可能となる機能です。
(ブラウザFAX送信やメールFAX送信の詳細は後述しています)
秒速FAXの送信方法
メッセージプラスからのFAX送信方法は、いつも使っているメールソフトから、もしくはWEBブラウザから送信するかの2通りがあります。残念ながら「スマホアプリ」はありません。
どちらにしても、まずは送信できるようになるまでの「送信設定」を行う必要があります。その後、メールやブラウザから送信できるようになります。
送信設定を行う
FAX送信ができるようになるまでに、幾つかの段階を踏まなければなりません。
まず最初の段階は秒速FAX(送信)のアカウントを取得することが必要です。と言っても、厳密には秒速FAX送信のアカウントというものはなく、運営元の「Toones」アカウントを取得することが第1段階となります。
Toonesアカウントは秒速FAXのトップページ中ほどにある「アカウント開設はこちら」にバナーから入れば開設できます。
Toonesのトップページに「無料アカウント開設」のバナーがあるので、ここからも直接アカウント開設が可能です。
Toonesアカウントを解説したら、次にポイントを購入します。秒速FAXでは、クレジットカードや銀行振り込みによる現金での決済ができず、必ずToonesポイントを事前に購入してそこから「ポイント消費」の形で決済する必要があります。
マイページの「ポイント購入」の項目で、銀行振込購入かクレジットカード購入かのどちらかを選んでポイントを購入します。ポイントは最低200円(20ポイント分)からでないと購入はできません。200ポイントで20枚のFAXを送信できます。
購入が完了したら、送信のための設定に入ります。
トップページ最下部の「送信アドレス管理」をクリックします。
利用規約の同意にチェックを入れて、送信アドレス追加のボタンを押すと自分の送信用アドレスがすぐに発行されます。
きちんと自分の送信用アドレスが発行されていることが分かります。上の画面ではfax1から始まり、@ecofax.jpで終わるアドレスとなっています。この送信用アドレスは、メールFAX送信の際の「To」欄に入力する必要があります。
自分の送信用アドレスの発行が確認できたら、今度は自分個人のメールアドレスを設定します。自分の送信用アドレスの右側に「メールアドレス未設定」というボタンがあるのでそこから入って入力します。なお、自分のメールアドレスは複数設定できますので、例えばGmailとYahoo!メールの両方のアドレスを登録しておけば、どちらのWEBメールからも送信が可能になります。
これでやっとメールFAX送信の準備ができました!(ここまでけっこう長かった・・・)
メールで送信する
ここでは、ユーザーの多いGmailから送信する方法を解説します。
まずメールの新規作成画面でTo(宛先)欄に自分用に発行された送信用メールアドレスを入力します。続いて、「件名」の欄に送信先のFAX番号を市外局番から入力すれば送信先の設定は完了です。次にメール作成画面の下部にある「クリップ」マークをクリックして該当するファイルを添付します。添付し終えたら、送信ボタンを押せばFAX送信完了です!
注意ポイント
現在、秒速FAXではWEBメールで主流になっている「HTML方式」(リッチテキスト方式とも言う)のメールでは、FAX送信ができません。Gmailでも初期設定ではHTML方式になっている場合がほとんどなので設定を変える必要があります。
メール作成画面右下にある小さな「縦3点」マークをクリックします。
表示された一覧にある「プレーンテキストモード」にチェックを入れてから送信する必要があります。
もちろん最初からチェックが入っている場合には、設定を変える必要はありません。

間違えやすいのは、宛先(To)欄に相手のFAX番号を入れてしまうことです。その場合は決して相手に送信されませんので、ご注意ください!
メール画面の「本文」に文字や文章を入れれば1枚目(添付ファイルが2枚目)として送信がなされます。
どうしても送付状が必要な場合は、本文に体裁よく「送付状」を記載してそのまま添付ファイル付きの電子メールとして送信すればOKです。
ブラウザ送信機能を使う
ブラウザ送信と言っても、分かりやすく言えば秒速FAXの「管理画面」から送信するというものです。
まずはトップページ最下部から「ブラウザFAX」のページに入ります。
送信アドレス・送信者メール(アドレス)の欄には既に自分の情報が反映されていますので、確認します。
その後FAX送信先のFAX番号を入力し、FAXを添付すればすぐに「FAX送信」ボタンで送信ができます。メールFAXよりも簡単です。
(本文が必要なときは「本文入力」ボタンを押せば入力欄が現れるので入力できます)
FAX送信の履歴・結果は「送信履歴」ボタンから100件分まで見られます。送信が無事に完了しているか、送信失敗をしたのかなどの状況が分かります。ちなみに、「メールフォーマットエラー」というのは、WEBメールの作成の時に「HTML」方式で作成し送信したケースのことで、送信失敗となりました。テキスト形式(プレーンテキストモード)にしないと送れません。
ブラウザなら一斉送信が可能
ブラウザ送信なら、一斉送信(同報FAX)が可能です。
ブラウザFAXの画面は、「一斉送信/同報FAX」の画面でもあります。
FAX送信先欄に、改行しながら3,000件までFAX番号の入力が可能で、同じ内容のFAXを一斉に送信することができます。もちろん1度で送信できても料金は件数分かかります!
送信先への番号通知について
送信専用の秒速FAXでは、送信元にFAX番号は発番されず、送信用のメールアドレスが発行されるだけです。
送信先には、秒速FAXの運営会社保有のFAX配信専用となる、東京03から始まる「FAX電話番号」が相手先に通知されます。
送信相手に03以降のどんな番号が通知されるか事前には分からないので、重要な顧客への送信などの際には、混乱のないように送信前後に電話をかけて確認することをお勧めします。
送信可能なファイル形式
秒速FAXで送信可能となる(サポートされている)ファイル形式やバージョンは下記の通りですが、主に推奨しているのはPDFファイルです。
送信可能ファイル
・PDFファイル
・Word(ワード)【98~2007バージョン】
・Excel(エクセル)【98~2007バージョン】
他社インターネットFAXの多くは、上記ファイルのほかにJPEG、TIFF、PNGファイルなど画像に強いファイルも送信可能となるケースが多いので、PDF・ワード・エクセルだけというのは少々貧弱と言わざるを得ません。
他社インターネットFAXの中には、受信したPDF形式のFAXに、画面上で書き込みをしてそのまま返信・転送できるサービスがありますが、秒速FAXにはそのような便利な機能はありません。そういう意味ではペーパーレス度が低いと言わざるを得ません。
カスタマーサポートはメールか電話
秒速FAX(送信)も秒速FAX Plusも共通してメールでのサポートや電話でのサポートを受けることができます。
秒速FAXトップページ右上に「お問い合わせ」のボタンがあるのでそこから入ります。
メールでのサポートと言っても、特定のメールアドレスに送信するというよりも「メールフォーム」に入力してサポートを受ける形になります。
電話でサポートを受ける場合は下記に連絡します。
サポート電話: 050-6861-1726
受付時間:9:00~18:00 土曜・日曜・祝日を除く
秒速FAXの惜しいところ
「送信」に強い秒速FAXの特徴を生かして、ビジネスや顧客サービスを充実させている方は多いと思いますが、ここが「惜しい!」という部分もあります。ここでは、3点ほど挙げたいと思います。
無料トライアル(お試し)がない
インターネットFAXを提供しているサービス元では、自社ネットFAXの機能を一定期間(たいてい1ヶ月)無料で試せる「無料トライアル」(お試し)期間を設けているケースもあります。
秒速FAX/秒速FAX Plusでは、そのような無料で一定期間使用できるサービスはありません。
もちろんアカウントの取得自体は無料でOKなのですが、無料トライアルもなければ新規加入者向けサービスポイントなどもありません。最初からきちんとポイントを買わないといけないのです。。。

海外への送信ができない
eFaxやjFaxのように海外へFAX送信ができるインターネットFAXもありますが、秒速FAXでは現在海外へのFAX送信はできません。
日本国内のFAX番号宛のFAX送信のみが可能です。
海外の顧客へのFAX送信・メッセージ送信がどうしても必要な企業や個人には向かないかもしれませんね。
なお海外からのFAXやメッセージの受信はできます。
受信と送信でサービスが分かれている
インターネットFAXの多くは、1つの契約で送信も受信もできるようになっています。中には『D-FAX』のように、受信専用のサービスを提供しているケースもありますが、あくまでも「受信」だけなので混乱することもありません。
秒速FAXの場合は、送信が「秒速FAX(送信)」、受信が「秒速FAX Plus」とサービスが分かれているためユーザーにとって少し分かりづらくなっています。
また、受信でも送信でもToonesという大元のサイトで事前にポイントを購入しなければ使用できない、という点でも手間がかかってしまいます。
秒速FAXを運営している会社について
秒速FAX・秒速FAX Plusを運営しているのは『株式会社Karigo』という企業で、2006年8月に設立されました。本社所在地は東京都中央区銀座7-14-15 SKビル7階 となっています。
サービス名称が「Toones」で、主に『電話代行』や『バーチャルオフィス』そして『秒速FAX』の3つの柱で運営しています。
カスタマーサポートのデスクはメールと電話の両方で対応してくれます。
メールでの問い合わせの場合、概ね24時間以内には返信がもらえます。電話の場合もほとんど待たずに応答してくれます。
社名 |
株式会社 Karigo (英名:Karigo Corporation) |
本社設立年月日 | 2006年8月 |
サポートデスク 電話 |
050-6861-1726 |
個人情報等に対する問い合わせ |
03-6868-6000 |
所在地 | 〈本社〉 〒465-0024 東京都中央区銀座7-14-15 SKビル7階 |
秒速FAX・Plus のメリット・デメリットまとめ
「送信」だけなら初期費用・月額基本料無料のサービスで気軽に使える秒速FAXですが、秒速FAX Plusも含めて幾つか気になるデメリットもあります。ここでは、メリットとデメリットの両方をまとめてみました。インターネットFAX選びの参考にしてください。
メリット
・「送信」だけなら月額料金も初期費用もないので月間90枚までなら「最安値」!
・今までのFAX番号をそのまま移行できる「ナンバーポータビリティ」対応!
・予約配信機能があるから眠っている間にFAX送信可能!
・電話をかけなくてもWEB上で解約手続きが行える
▲WEB上から必要な情報を送信すれば解約OK、ポイントの余りは返金なし
デメリット
・機能が少ない(ペーパーレス度が低い)
・使った分だけの後払いではなくポイントを最初に購入する事前決済方式なので面倒
・最初にFAX送信できるようになるまでの段階(手間)が多い
・スマホで使えるアプリがない
・受信と送信のサービスが分かれていて混乱しやすい
・解約時点で残っているポイントは現金化して返却されず無駄になる
秒速FAX・秒速FAX Plusはこんな方におすすめ
「秒速FAX・Plus」こんな方におすすめ
- ネットFAXで「送信」するために基本料金や初期費用を払いたくない人に!
- 送信は全然しないけど「受信」は毎月30~50枚くらいはする!という人に
- FAX送信の予約機能がどうしても必要という人に!
- 既にToonesの何らかのサービスを利用している人に!
Toonesのポイントは、秒速FAX以外のToonesサービでも利用できますので、既に「転送電話」などのToonesのサービスを使っている人にはお勧めと言えます。
インターネットFAXで、基本料金や初期費用なし!を探している人もぜひ「秒速FAX」をご検討ください。